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#_006 ページ6







みんなが教室に入ると柊は黒板に地図のようなものを貼って、チョークで書き入れた。



柊「今の爆破で君たちは、ここの教室と美術室そして、トイレ以外は行けなくなった。

完全に退路を絶たれたことになる。」



華「全然話についていけないんだけど。」

美咲「え?これドッキリだよね」





柊「もちろん、リアルだ」





柊は教卓に手をついた。







柊「ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられてる」


『この教室にも爆弾があるって事?』



柊「一、二、三」



生徒達は怯える。




柊「分かったら、席につこうか」



全員がそれぞれ席に着く。

柊は窓から下を見た。



柊「おー、走ってる走ってる。
もう二、三個爆破させないと緊張感出ないかなと思ってたけど、結構みんな必死に逃げてくれてるね。」



柊が目を離した隙にそれぞれが携帯で助けを呼ぼうとしていた。でも、Aだけは、柊をじっと見つめた。




『(先生…なんでこんな事)』





柊「はい!携帯ストップ!」





柊「これから、みんなのカバンと携帯を回収するから。もし、余計な事をしたら…バァーン!!!」


柊はまだ携帯を触っていた西崎の背中を叩いた。




柊「それが嫌なら、この中に全部入れろ」


西崎は素直に言うとうりにした。





Aたちの番だ。


柊「ほら、西宮も」

『…うん』


Aは袋に鞄と携帯を入れた。



柊「あと…これも没収だ」

柊はAのポケットの中に入っていた音楽プレイヤーとイヤホンも取って行った。








最後にさくらが入れる時、さくらは先生に問いかけた。


さくら「なんでこんな事。一体何が目的なんですか」


柊「気になるよな〜」






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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時

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