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みんなが教室に入ると柊は黒板に地図のようなものを貼って、チョークで書き入れた。
柊「今の爆破で君たちは、ここの教室と美術室そして、トイレ以外は行けなくなった。
完全に退路を絶たれたことになる。」
華「全然話についていけないんだけど。」
美咲「え?これドッキリだよね」
柊「もちろん、リアルだ」
柊は教卓に手をついた。
柊「ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられてる」
『この教室にも爆弾があるって事?』
柊「一、二、三」
生徒達は怯える。
柊「分かったら、席につこうか」
全員がそれぞれ席に着く。
柊は窓から下を見た。
柊「おー、走ってる走ってる。
もう二、三個爆破させないと緊張感出ないかなと思ってたけど、結構みんな必死に逃げてくれてるね。」
柊が目を離した隙にそれぞれが携帯で助けを呼ぼうとしていた。でも、Aだけは、柊をじっと見つめた。
『(先生…なんでこんな事)』
柊「はい!携帯ストップ!」
柊「これから、みんなのカバンと携帯を回収するから。もし、余計な事をしたら…バァーン!!!」
柊はまだ携帯を触っていた西崎の背中を叩いた。
柊「それが嫌なら、この中に全部入れろ」
西崎は素直に言うとうりにした。
Aたちの番だ。
柊「ほら、西宮も」
『…うん』
Aは袋に鞄と携帯を入れた。
柊「あと…これも没収だ」
柊はAのポケットの中に入っていた音楽プレイヤーとイヤホンも取って行った。
最後にさくらが入れる時、さくらは先生に問いかけた。
さくら「なんでこんな事。一体何が目的なんですか」
柊「気になるよな〜」
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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時