3年A組＿＿愛され美少女の話＿＿＿ (ページ34)

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回想

香帆とAと澪奈は一緒に帰っていた。

香帆「はい、二人にプレゼント！」

澪奈「え、何？」

『いいの！？』

香帆「うん(笑)」

香帆は二人にプレゼントを渡した。

二人は袋を開けた。

中に入っていたのはてんとう虫の刺繍が入った色違いのハンカチだった。

『可愛い～！ありがとう』

澪奈「ありがとう！」

香帆「写真撮ろ！」

Aを挟んで、写真を撮った。

香帆「これ、アップするね」

『あ、じゃあ、ここで！』

香帆「どうしたの？」

『翔と約束してるの』

香帆「真壁かー！

相変わらず仲良いねぇ！付き合ってんの？(笑)」

『いや、そんなんじゃないから(笑)』

澪奈「……」

『じゃ！またね』

澪奈「また明日！」

香帆「ばいばーい！」

『ばいばい！』

Aは二人と別れて帰って行った。

香帆「Aってホント可愛すぎ……」

香帆は、さっき撮った写真を見た。

香帆「まぁた、フォロワー増えるぅ」

澪奈「…………」

澪奈は顔を曇らせた。

澪奈「ねぇ、何で私やAと一緒に居るの？」

香帆「そりゃあ、自慢の友達だし。

Aはミスコン王者で、澪奈は水泳全国大会一位。

やっぱ、全国レベルって偉大だわ～！

私の人気なんて所詮校内レベルだから。」

澪奈「…これやっぱいい」

澪奈は、香帆に貰ったハンカチを押し付けた。

香帆「…え？何で？」

澪奈は歩いていった。

香帆「え、ちょっと待って！」

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