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#_024 ページ24





柊「なんだ、西宮だけか…?


他は茅野が死ねばいいと思ってんのか…?」




生徒達は黙る。






柊「ハハハッ


アハハハハハッ!」




賢「何が可笑しい!」





柊「お前ら



揃いも揃ってクズだなぁ!」




甲斐「何だと…!」





柊「自分が助かれば、他人がどうなっても構わない。


イカレてるねぇ…


どうしてそんな、貧しい考えが生まれるのか…!

モラルの欠如!アイデンティティの拡散!



要は中身が空っぽなんだよ!」



生徒達「…」




柊「お前達はさっきの茅野や西宮を見ても

何も思わなかったのか?


景山の死から、目を背けていた自分を奮い立たせて

向き合おうとした茅野や西宮を見ても!




何も思わなかったのか…?




過去の自分が!今の自分を創る!



だから、過去から逃げてる

お前も!お前も!お前も!



極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ!



そんな奴らが一体何から卒業するって言うんだよ!!」




柊は机を蹴った。




柊「いいか!聞けぇ!



何故!景山澪奈は!死ななければならなかったのか!



これから、彼女の生き様を通して

お前らの考えが、いかに脆く弱いものなのか!




思い知らせてやる!」





柊は涙を流していた。


蓮「ふざけんじゃねぇ…



ふざけんじゃねぇよ!」



蓮は柊に掴みかかった。




柊「そして、変わるんだ。



悪意に塗れたナイフで、汚れなき弱者を傷つけないように!

変わるんだよ!」



『……っ』




柊「変わってくれっ…」





Aは涙を流した。


Aは柊の言葉を聞いて澪奈の事を思い出していた。




自分が犯した罪を思い返すように、








涙を流していた。







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作者名:ちょこみんと。 | 作成日時:2019年3月2日 19時

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