夏風邪とプリン。 ページ15
Akito side
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ...ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ...
｢...38.2、｣
照｢...これは完全に熱やな、笑｣
｢...ごめんなさい、風邪引きました、、ｺﾎｯ｣
照｢あーあー、無理せんでや。夏風邪かなぁ、Aちゃん馬鹿じゃないってことやな〜笑｣
｢馬鹿じゃないもん...ｺﾎｺﾎｯ｣
照｢ふは、ツッコミできるくらいの元気はあるってことやな、笑 今日はゆっくりしとき？俺から店長に連絡しとくわ｣
｢ありがとう...せっかくの休みなのに、ごめんね｣
照｢ええのええの、特にやることなかったし！今日めっちゃ暑いみたいやし？大人しく家で過ごすわ｣
寒暖差が酷いせいなんか、少し早めの夏風邪をひいた俺の奥さん。
お店もなんだかんだ忙しいって言っとったし、免疫下がってたんかなぁ。
とりあえず仕事が休みやった俺は、Aちゃんの職場に連絡をして、シー、ゴーと美らにご飯をあげて。
一人暮らしの時は家事とか自分でしとったけど、Aちゃんと住んでからはほとんどの家事はAちゃん担当にいつの間にかなっとって。
せやから久しぶりの家事。
朝ごはん作って、洗いもんして、洗濯して。
至る所にAちゃんの几帳面さなのかちゃんと整頓されとる家事道具をみては、ほんまに感謝してもしきれんなぁ。
自分の朝ごはんはちゃちゃっと済ませて
リビングでおもちゃで遊んでる美らと、何故かその猫用おもちゃで一緒に遊んでるお兄ちゃんら2匹を横目にAちゃんのご飯作り。
食欲無いとは言っとったけど、何か食べへんと薬も飲めへんやろから…
消化にいい卵がゆと、Aちゃんの好きな凍らせたグレープフルーツを少しおぼんに乗せて寝室へ。
照｢Aちゃん〜？｣
｢...っ、あきと、くん、、？｣
照｢しんどいかもしらんけど、少しご飯食える？薬飲んで欲しいから少し食べよか｣
｢んー...、ｺﾎｯ、たべる、、｣
Aちゃんの体を起こしてやってから、おでこに貼ってた冷えピタに触れると、もはやAちゃんの熱にやられて冷たくもなんともなくなっとった。
さっきより熱上がってるかもなぁ、、。
照｢しんどいなぁ、ご飯食べ終わったら冷えピタ変えよな｣
｢うん、ありがとぉ...｣
照｢食べれるか？｣
｢ん...、あきとくん、｣
照｢ん？どしたん？｣
｢...、あーん、して、、？｣
照｢っ...、おん、｣
照(熱で火照ってるAちゃんの破壊力はんぱねぇ......！)
【夏風邪とプリン】
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作者名：maoka. | 作成日時：2022年5月12日 0時
