WESTとちゅー。

仕事 -H.Takahiro ページ9

あなたは仕事ができ過ぎる。



濱田
「はい、濱田です。あ、はい」



家でも仕事の事で電話がかかってきたり、



1日中パソコンに向かってるときもある。



もう少し私との時間つくってほしいんだけどな



『崇裕、次の日曜日って休み？』



濱田
「日曜は、会議やな」



『そっか。』



濱田
「次の休みは、来週の土曜やと思う」



なんだ、



仕事なんだ。



日曜日、私の誕生日なのにな。



崇裕は会議の時、夜遅くまで仕事だ。



だから一人で誕生日迎えるんだな。



ー誕生日当日



濱田
「じゃあ行ってきまーす」



『いってらっしゃい。』



ｶﾞﾁｬ



はぁ、一人の誕生日か。



崇裕が出て行ったドアを見つめても、



あなたは戻って来ない。



今日くらい、仕事はやめてよ。



寂しいよ。



ｶﾞﾁｬ



『えっ』



濱田
「A!!やっぱ今渡すわ!!」



そして私の首にかかるネックレス。



『え、これ』



濱田
「誕生日おめでとう、A!!」



濱田
「帰ってからにしよーかなって思ててん。



やけど今日は特に遅くなりそうやねん。」



『それで戻って来たの？』



濱田
「当たり前やろ!!



帰って来た時に今日じゃなくなってたら、



最悪やん笑」



『…忘れられてるかと思ったよっ』



濱田
「な訳ないやん。大切なAの誕生日」



ﾁｭｯ



濱田
「待っててな、A!!行ってきまーす」



その後分かった事。



パソコンを1日中していたのは、



このネックレスを探してくれていたらしい。



電話も、お店にいつ取りに行くかなどを、



話してくれていたらしい。



優しい崇裕のおかげで、



幸せな誕生日になったよ



待ってるから、早く帰って来てよ？＿＿＿



-H.Takahiro

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