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クリスマス･イヴ当日。
午後7:00。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
『おまたせっ』
重岡
「……行こか!!」
『うんっ』
大毅と、最後かもしれない、
デートが始まった。
重岡
「九時くらいまでぶらぶらしよか」
『そうだね』
重岡
「あ、あそこのベンチでお弁当食べよ!!」
『うんっ』
今日は大毅からのリクエストで、
私の作ったお弁当を持ってきた。
重岡
「いただきまーすっ」
ﾓｸﾞﾓｸﾞ
『…どう？』
重岡
「めっちゃ美味い!!やっぱAのご飯はほんま世界一美味いわー」
『誉めすぎ笑』
重岡
「ありがとうっ」
『いーえっ』
ひとつひとつ丁寧に、ゆっくり時間をかけて食べる大毅を見ていると嬉しくて、
私は本当に幸せ者だなってしみじみ思う。
重岡
「ごちそうさまでしたっ!!」
『……また作るね？』
重岡
「絶対やで!!」
その約束、
絶対忘れないよ。
重岡
「じゃ行こかー!!」
『うんっ!』
・
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作者名：WEST_りんりん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/west_rinkota
作成日時：2017年5月7日 15時
