雑、愛されてます？ (ページ24)

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24.マネの偉大さページ24

小瀧side

先輩の声援もあってか絶好調な俺。
今ならサッカー部の言ってた女子マネのありがたみ
がわかる気がするわ。

実際先輩のカワイイ声援を思い出すだけで疲れが
吹き飛び、ハットトリックを決めることができた。

「かっこよかったでー！望」

その声に振り返ると生徒会の皆んなが応援に
来てくれていた。

「濱ちゃん！応援来てくれたんか。」

「「「「ちょっ俺らのことは無視かぃ！」」」」

「冗談や(笑)皆んな応援おおきに！」

　

サッカーも楽しいけど
皆んなで馬鹿騒ぎしているのが1番やな。

しばらくすると先輩が淳太に連れられて生徒会室に入っていくのが見えた。気になって跡をつけてみると

「この馬鹿！オマエは本当のあほなんか？あ"ぁ」

淳太の怒鳴り声が聞こえた。
咄嗟にしゃがんで聞き耳を立てる。

～～～～

あぁ…これは先輩が悪いわ。

先輩は淳太の彼女なんやろ？(4話参照)
そりゃ、なんの相談もなしにそんなことしたら
俺でも怒るわ。

それにわざわざ勝率低い西高に賭けるなんて
何考えてんやろ。
どうせサッカー部の部長に押し切られたんやろな。

そもそも先輩は隙がありすぎるんや。
平気で男の手握るし…俺やったから良かったものの
警戒心ってものがない。

なんや俺も腹立ってきたわ。