WEST.の8人目の女の子 (ページ10)

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車酔い① ページ10

今日はリア突の地方ロケがあってロケバスに乗って移動中。
今回はシゲと神ちゃんと私が担当の回。なんだけど私には1つ大きな心配事がある。
早朝から数時間もロケバスに乗ったら、完全に車酔いをする未来しか見えないこと。
だから昨日からこのロケが憂鬱で仕方がなかった。

重「いやー5時集合ってほんまに早すぎるって(笑)」
神「昨日俺ら遅くまで収録だったしな(笑)数時間ぶりの再会だな！」
重「それ大体数カ月ぶりとかの時に使うやつやろ(笑)」
神「そうえば、そろそろAの家やけど今日大丈夫かな？朝早いし、今日結構な時間車乗るよな？」
重「ほんまやな、YouTubeで船乗ったとき1人ダウンして撮影どころじゃなかったし」

数分後
ついに私の家にロケ車が到着してしまった。2人も待ってるし早く下りないとなんだけど、今日は足取りがいつもより重い。

私「おはよー」
神重「お！Aおはよー」
マ「Aさんおはようございます！今日車移動長いので一応酔い止め持ってきたのですが、飲んでおきますか？」
重「A酔いやすいからそうしとき」
私「うん。そうするーありがとう」
マ「では時間無いので出発しますね」
皆「はーい」

私side
酔い止めもらったのは有り難いんだけど、これが効いた試しは無いに等しい。
しかも今日時間無くて朝ごはん食べられなくて空腹状態だから、あんまり薬飲むのは良くない。ネージャーさんには申し訳ないけど薬飲んだ振りしておこ。

重「飲めた？あれだったら車止めてもらうけど」
私「飲めた飲めた、ありがとう」

3人とも列が違う席に座っているからバレずに済んで一安心。

神「今日のロケ、意外と楽しみや」
重「そうやな、この3人も珍しいしな」
私「確かに！久々にこの組み合わせかも！？」

最初はこんな感じでおしゃべりを楽しんでいたけど、今日は朝早かったせいもあって、数十分後、3人ともすぐ眠りに入った。

私side
30分くらい寝た後、なんだか嫌な予感がして目が覚めた。
胸のあたりがムカムカして目もグルグル回ってきた感覚がする。
でも運転してくれているマネージャーさん以外寝ているし、起こさないようにしなきゃ。
一旦、遠くを眺めて気を紛らわせよう。