WEST.の8人目の女の子 (ページ12)

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車酔い③ ページ12

重「A？様子確認したいから、ちょっとAの隣の席移るな？」
私「いいよ、、あーー気持ち悪い、、」
重「よいしょっと。あともうちょいだからな頑張れ。。ってかA薬飲まなかったん！？」
私「だって、、朝ごはん食べられなかったから、、空腹に薬は良くないかなって思ってん、、」
重「それはそうやけど、、言ってくれればコンビニとかも寄れたんやから次からちゃんと頼ってな？」
私「気を付ける、、、」

数分後
マ「つきました！間に合いそうですか？」
重「Aついたって！トイレ1人でいけそう？」
私「めまいがすごくて今歩いたら吐きそう、、」
重「そうやんな、、じゃあできるだけ揺らさへんようにおんぶするから乗って？」
私「ごめん、、おねがいします」

私side
いつもならこんな迷惑かけたくないけど、今日はシゲに甘えるしか人前で吐く姿を晒すのを防ぐ方法はなかった。

重「女子トイレまで入れんから、多目的トイレ一緒にはいっちゃうな？」
私「うん、、ありがと、、」
重「よし、ゆっくりおろすな？吐けそうなら吐き？」

そういって背中を一生懸命さすってくれるシゲ。でもメンバーの前で、しかも便器に向かって吐くなんて恥ずかしすぎる。一生の黒歴史になってしまう。
私「恥ずかしくて吐けへん、、吐く姿なんて見たら絶対引くやん、、」
重「Aはなに言うとんねん！逆に俺はそんな男だと思われてたんだと思うとショックやわ。メンバーのどんな姿見ても引かへんし、むしろAの元気がない方が困るんよ」

そんな素敵な言葉をシゲにかけてもらえてから、私は安心したのか、堰を切ったように便器に吐いてしまった。

重「すっきりしたなあ？顔色も戻ってきたし、安心したわあ。そろそろ車もどろうか」
私「おかげさまで助かりました、、シゲ色々ごめんな、、ありがとう、、」
重「これからは酔い始めたなと思ったら、寝ててもすぐに声掛けていいんやで？自分の体調が一番大事なんやから。俺なら、もはや酔う前から言うで！(笑)」
私「それはそれでどうなん？(笑)」

いつものように最後は必ず笑かせてくれるシゲちゃんが同じメンバーでほんまに良かったな。