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｢…ちょっ、のんちゃん｣
予想外の発言にびっくりして、思わずのんちゃんの手を握った。あかんよのんちゃん、落ち着いて？何回も心の中で言うた。
｢…見損なったて、俺に？｣
流星は立ったままのんちゃんを見下ろしてて、半笑いで左眉を上げて、は？って。今まで見てきた優しい流星は、どこにも居なかった。
｢そのセリフ、そのまんまお返しする。俺は望を見損なったわ｣
流星ははっきり聞こえるくらいの舌打ちをした。行くで、そう言うて、流星はのんちゃんの兄ちゃんを店の外に連れ出した。
今まで体験したこと無いくらいの重い雰囲気。店に残った三人は沈黙。でもその沈黙を破ったのは濱ちゃんで。
｢…望、追いかけてき。ここのことは俺がやっとくから｣
｢…っは？…やって｣
｢のんすけ、行き｣
怒りの感情を抑えきれず、眉間にしわを寄せ、貧乏揺すりをし出したのんちゃん。でも濱ちゃんの力強い一言で顔が変わった。
｢…わかった。…行ってくる。…神ちゃん、来て｣
｢ふぇ？！ちょっ、のんちゃん？｣
のんちゃんは俺の右手を掴んで、そのままダッシュ。俺がどんだけ話しかけてもムダで、必死に二人に追いつくべく足を進める。
俺は今、のんちゃんと走ってるわけも、ようわからんまま付いていくことしかできへんくて。
斜め上の、真っすぐに前を見据えるのんちゃんの頼もしい横顔。よくわからんままではあるけど、のんちゃんの心の支えになりたくて、強く手を握り返した。
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もも神昴(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます！恋愛の場面以外でもそう感じてもらえて本当に嬉しいです( ノД`)意外と友情の場面とかが書くの苦労してるので(汗)これからもよろしくお願いします！ (2016年1月31日 9時) (携帯から) (
レス) id: 3c13edc17f (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - こんにちは！神ちゃんとのんちゃんの友情な泣きそうになりました(TT)これから神ちゃんものんちゃんも幸せになって欲しいなぁ…更新頑張ってください！ (2016年1月30日 19時) (レス) id: 7148138639 (このIDを非表示/違反報告)
りう - いえいえ！私なんかのコメが作者様の力になるという事実があるだけで私は幸せですw← 頑張ってくださいね ´∀`* (2016年1月15日 23時) (レス) id: 0ea4750dd1 (このIDを非表示/違反報告)
もも神昴(プロフ) - りうさん» そう言っていただけると本当に心強いです( ノД`)出来る限りは更新していくので！本当にありがとうございます♪ (2016年1月15日 7時) (携帯から) (レス) id: 3c13edc17f (このIDを非表示/違反報告)
りう - スランプですか…、辛いですよね。私も、占ツクじゃないけれど前小説書いてたので気持ちわかります！でも、スランプとは思えないほどの素晴らしい文なので自信持ってください！！……なんか上から目線みたいになってしまってすみません、これからも応援してます♪* (2016年1月14日 23時) (レス) id: 0ea4750dd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも神昴
| 作成日時：2016年1月3日 22時
