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辿りついたのは、
屋上のドア。
西「屋上のパネル片付けるって理由で
鍵かしてもらった」
そう言いながら
ガチャリと鍵を開ける。
西「ここなら、
だれも邪魔せえへん」
初めてくる、
屋上。
高いとこは苦手やから
フェンスのギリギリまで行く西畑の手を
ぎゅっと握りしめる。
西「…怒って当然やな」
西畑の
馬鹿。
「怒ってへんよ」
西「俺のせいやから」
そう
全部
全部
西畑のせい。
「…仕方ない、やろ」
西「Aって、
嘘つくと
視線そらすから
ほんまにわかりやすい笑」
え…
そんなことしてたんや、わたし。
自分では全くの無意識。
西「…それに、
すぐ仕方ないで
済まさんといて」
西畑には
全部お見通し。
西「もっと、
わがままゆうてよ、
彼女なんやから」
その言葉を聞いて、
また涙が溢れた。
廉に、
慰めてもらったのに。
「…西畑の、アホ
…ばかやろう
…寂しいのに
…ひとりに、せんといて」
西「うん、
せやな、
ごめん」
思いっきり、
ぎゅーってされて、
苦しいくらい、
ぎゅーってされて。
涙も止まらない。
西「大好きなんは、Aだけやで」
『さあ！始まりました、第一高校後夜祭！
最後まで楽しんでいきましょーう！！』
もうすっかり
回りは夜で。
でも、
下はライトで
明るく光っている。
西「後夜祭、こっからでもええ？」
「うん、もちろん」
二人っきりでいれるなら、
どうだって、
構わない。
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美広(プロフ) - 丈くん、まさにし、しょうれん（つまり関ジュ）が大好きで、西畑メインの作品を探していて、読みやすくてすごくいい作品だと思いました！更新、まってます！ (5月9日 20時) (
レス) @page30 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKE√ | 作成日時：2017年4月22日 14時
