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それから、
西畑を探してみるけど
なかなか見つからない。
もう
どのクラスも片付けに入ってて、
文化祭も終わる時間だった。
結局、
2人で回れんかったな…。
また泣きそうになったから
グッとこらえて
2組の片付けを手伝いに行った。
正「おかえりー
どう、楽しかった？」
教室に行くなり、
正門にそう言われ。
「…行けへんかった笑」
正「え、なんで？」
「西畑が、忙しくて」
正「そうやったんや…
それは残念やな…」
自分のことみたいに
悲しまんといてよ
「…でもええねん、
仕方ないから笑」
西「A！」
声がして、廊下の方を見ると
いつもの制服に戻った、
西畑がいた。
…もう遅いよ。
「大変やったねー笑」
でも
笑ってごまかした。
西「ほんまに、
ほんまにごめんな」
謝っても、
もう
遅いって
西「今からでも、
ええ？」
「…うん」
正「大吾、
今度一人にさせたら怒るで」
後ろから、
正門が
そういった。
珍しく
そんなことを言うから
少しびっくりした。
西「分かってる。」
西「…また手繋いでもええ？
今度は絶対離さんから」
歩き始めると、
そう言われた。
「うん、ええよ」
さっきより、
強く
握られる手。
もうどのお店も、
片付けてて。
結局なにもできひんかった。
仕方ないって思っても、
やっぱり
悲しくて。
西「…なんもでけへんくてほんまごめん」
校舎を1回りして、
西畑がそういった。
「…うん、謝らんで」
西「…でも、ええとこ見つけてんで」
「え？」
そう言って
西畑は
ポケットからなにか出した。
鍵…？
西「着いてきて」
階段を上る西畑に着いていく。
手はしっかり繋がれたまま。
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美広(プロフ) - 丈くん、まさにし、しょうれん（つまり関ジュ）が大好きで、西畑メインの作品を探していて、読みやすくてすごくいい作品だと思いました！更新、まってます！ (5月9日 20時) (
レス) @page30 id: 0b2539d07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LIKE√ | 作成日時：2017年4月22日 14時
