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「初めまして。櫻井翔です。広告会社に勤めてます」
「二宮和也です。よろしくお願いします」
ぎゅっと握手を交わすと、丸っこい瞳がじっと値踏みするように俺を見た。
「俺は相葉雅紀！てか同い年って聞いてるから敬語やめよう！ねっ？」
「はぁ。じゃあ、よろしく相葉さん」
雅紀とは反対にえらく冷静な人だ。
早速みんなやつのテンションに引き気味だが、とりあえずお酒が入ればなんとかなるだろうと、片っ端から注文することにした。
「てかさー、翔ちゃんと智って何なの？なんで名前で呼んでるわけ！？」
１時間ほど仕事の話を一通りしたのち、雅紀は酔っ払いながら聞いてきた。
「あー、それは…」
どうしようかと智くんのほうを伺うと、彼も酔っているのかニコニコしながら俺と雅紀を交互に見つめる。
「普通に雅紀と一緒で、同い年で気が合ったからそう呼ぶことにしたってだけかな」
「珍しいよね、翔ちゃんが下の名前で呼ばせるくらい心開くの！会社じゃすんごいお堅いからさ、なかなかないよ！」
「それで言ったら大野さんも俺以外で下の名前で呼ぶ人いませんよね？」
「んー、そうだっけ？」
「そーですよ」
顔を赤くしてふにゃっと笑うだけの彼に、二宮さんは身体をずらしてほっぺを軽くつねった。
「新入社員の頃なんてほんと無口でね。物怖じしないから逆に大物じゃないかって言われてましたけど。まあ立派な営業マンになられて」
「カズだって最初全然笑顔できなかったけど、今は営業スマイル覚えたもんね？」
「そうだね。俺も同期の中で心許したのって大野さんだけかも」
そこで密着した身体から後ろに腕が伸びて、智くんの腰に回ったのを俺は見逃さなかった。
男同士なのに、距離が近すぎないか…？
一連の行動を見ていると、タッチパネルを操作するときも手が触れ合っているし、何か違うものをいたずらで押したのだろう。
肩を叩いて楽しそうにじゃれ合っている。
これが、ただの同期？
「そういえば大野さん、彼女できたって言ってたけどどうなったの？」
「えっ！？智彼女いるの！？」
「あっ、いや…」
二人の質問攻めに、突然その話題を振るか、と言いたげな困った顔をした。
「もしかして嘘？」
「う、嘘じゃないよ！付き、合ってるよ…たぶん」
ちらっと俺のほうに目配せをする。
助け船を出してやりたいところだが、いったい何を言えばいいか皆目検討もつかない。
すると二宮さんがまたしても口を開いた。
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京(プロフ) - 碧央。さん» いつもありがとうございます！ここまで読んでいただけて本当に嬉しいです！最後まで更新頑張ります！(*^.^*) (2021年2月23日 8時) (
レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！！潤くんは確実に絡ませる予定なので、ご期待ください！(´- `*) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
碧央。(プロフ) - この展開、ドキドキしてすごく好きです！更新待ってます！頑張ってください(*^^)v (2021年2月22日 2時) (レス) id: c1ed4221ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 松潤も大野くんのことを気になり出してちょっかい出して欲しいです！！翔くんとにのから大野くんを奪って欲しいです！！更新待ってます^ ^ (2021年2月21日 16時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» naoさん、ありがとうございます。今は辛い内容ですが、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2021年1月25日 0時
