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温かいシャワーを浴びて塩でべたついた体がだいぶすっきりした。
裸にバスタオルを肩にかけたままカーテンを開くと、夕陽が海を赤く染めている。
まだ明るいから眼科には家族連れやカップル、友人同士が多くいて、みんな笑顔で楽しそうだった。
それを見て、思わず俺も顔を綻ばせる。
「なに見てるの？」
「わっ、翔くん」
シャワーを浴び終えたのか、翔くんがバスタオル越しに後ろから腕を回してきた。
背中に密着した感触で、彼もまだ上に何も着ていないことがわかる。
外を眺めながら、内心ドキドキしていた。
「なんか、昨日まで仕事してたのが嘘みたいだなって」
「確かにね」
そう言って、翔くんは急に耳たぶを噛んだ。
「っ…、」
「俺も、智くんとこんなところにいるのが不思議だよ」
「しょう、く…」
先ほどまでキスもできなかったのに、今は強く体を固定されて、耳を甘噛みされたり、舌を入れられたりされてる。
俺は恥ずかしくて耳だけで漏れそうな声を抑えようと口に手を当てる。
身を捩らせるほど腕の力が強まっていく。
「逃げないで。こっち向いてよ」
「だっ、て…恥ずかしい、」
気付けば、肩にかけていたバスタオルが肘の辺りまでずり下ろされていて。
露わになった肩に今度はキスを落とされる。
「っ、ん…」
「ねぇ、松潤とか、雅紀にいろいろ言われてると思うけど…」
俺の腕を撫でながら言う。
「俺は智くんのタイミングでいいから。あなたがそうしてもいいって思ったときに、そうする。だから無理せず…」
その言葉を聞くやいなや、顔を上げ後ろを振り向いた。
しばらくじっと彼を見つめていると、何事かという顔でうろたえている。
俺は中途半端に剥がされていたタオルを下げ、床に落とした。
「タイミングとか、そういうの…もういい」
「さっ、智くん…？」
「翔くん、その…」
「うん」
「あの、今日、は…」
「う、うん」
「い…」
「い？」
「い…」
入れて…？
なんて、言えるわけがない！！
「きょ、今日は、あの…海、来れてよかったっていうか…」
「うん、そうだね」
「あっ…、」
両肩を掴まれ窓ガラスに体を押し付けられる。
背中にひんやりとした感覚を覚えながら、それ以上会話は必要ないとでも言うように、唇を押し当てられた。
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富喜田 - 大野さんが凄く可愛かったです！ 櫻井さんsideは初めてだったので、 読んでいておもしろかったです。 続きを楽しみにしています！ 私の毎日の楽しみになっちゃってます！ (2020年8月15日 18時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» そうですね、貴重なご意見ありがとうございます！ (2020年8月9日 6時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 大野君って矛盾してますよね。自分がされて嫌なら潤くんとのキスも思わせぶりな態度も改めればいいのに。 (2020年8月9日 2時) (レス) id: 3ab06130a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年7月25日 13時
