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「、ふざけんなよ！！」
「あれ、ここで殴ったら学校で問題になっちゃうんじゃない？３年間優等生してたのが台無しだよ」
翔くんは拳を振り上げるも、その言葉に自制心が働いたようだ。
「だいたい智は嫌がってないんだから。勝手に入ってきて邪魔しといて何なわけ？」
「こんなの嫌がってないわけないだろ！」
「じゃあ本人に聞いてみなよ」
翔くんは座ったまま固まっている俺の肩を掴んで正面に向けさせた。
「大丈夫？智くん…」
目の前にいる人が優しく問い掛けてくる。
大きな瞳が心配そうに揺らいでいる。
その目に見つめられていると、俺は何も答えないまま自然と涙を流した。
「…それが答えってわけ？キスもまともにできないくせに、守った気になんなよ」
潤くんは泣いている俺を見て諦めたような表情をした。
そしてバッグを肩に下げ、その場からいなくなった。
「なんで言ってくれなかったの…？松潤といるって」
「っ、だって…気持ち悪いでしょ…？そんなのいちいち、相談して、報告して…彼女でもないのに、」
嗚咽混じりに言うと、翔くんは少し悲しそうな顔をした。
「確かにそれを言われたって俺に止める権利はない。この事態は免れなかったかもしれない。でもわかったでしょ？松潤はすぐ女の子に手を出すので有名なんだよ…その忠告くらいはできたかもしれないのに、」
「だって、俺は男だから…」
「男だけど、でも、あなたはそんなこと関係ないくらいの魅力があるんだよ！自分ではわかってないかもしれないけど…だからもっと警戒心を持って行動してほしい、」
「そんなの、無理だよ…っ、なんで俺が…？変だよ…翔くんも、潤くんもっ…、」
何かが解放されたように幾度となく涙が頬を伝う。
もうわからない。
友達でいたかっただけなのに、こんな思いをしなきゃいけないの？
ぽたぽたと零れ落ちる涙がシャツを濡らしていった。
「じゃあ、どうしたらわかる…？」
「しら、ない…っ、」
「こうしたら？」
「っ、ん…」
ふわっと抱きしめられると、ほとんど裸の状態の身体に体温が伝わる。
涙で濡れた唇に、柔らかい感触を覚えた。
何が起きているのかわからない。
わからないけど、温かくて、気持ち良くて、
ずっとこのままでいたいような、そんな感覚だった。
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富喜田 - めっちゃよかったです。 本当に1日の楽しみです！ 大学生編頑張ってください。 この話に出てくる大野さん すごくタイフです。 (2020年7月7日 17時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 大学生編！？ めっちゃ楽しみです！ いつまでも待ってます!!! (2020年7月7日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» 富喜田さん、ありがとうございます！！まだ大学生編と続くのでぜひ楽しみにしていてください！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 本当に最高です！ 続きがとっても楽しみです！ 頑張ってください。 応援しています!! (2020年7月6日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 猫さん» 猫さん、ありがとうございます。頑張る糧にいたします！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年6月22日 0時
