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「よかったー。マジ断られるとか幼稚園の頃女の子に顔が濃いから無理って言われたトラウマ以来になるとこだったわー」
結局、大人数より少人数を選んだ。
正直どちらも行きたくはなかったんだけど、彼もこれだけ誘ってきてくれるし、友達になろうとしてくれてるのに邪険にはできない。
それに、話してみれば割りと普通の男の子って感じだ。
「俺取ってあげるよ。バイト代入ったから。どれがいい？」
「バイト、してるの？」
「してるよ。俺大学行かないし。バイトか遊んでるかどっちかだよ、放課後なんて」
「へぇ…」
意外にちゃんと働いて小遣い稼いでるんだ…。
まさか変なバイトじゃないといいんだけど。そこは俺が心配することではない。
「じゃあ、あれ…」
小さめのうさぎのぬいぐるみを指差す。
「あんなんでいいの！？もっとでっかいのにしなよ」
「か、鞄に入らないよ！」
「手で持ってりゃいーじゃん」
誰が楽しくてでっかいうさぎのぬいぐるみを抱き抱えながら歩くんだ！
でも、優しいのかもしれない。
少し強引なところはあるけど、かといって悪いところがあるわけでもない。
悪い遊びを覚えるなんて、翔くんの勘違いなのかも。
「はい、あげる」
「あ、ありがとう…」
バッグに付けられるサイズの小さなうさぎのぬいぐるみ。
まあ、絶対付けないけど。
でも、嬉しい。
「じゃ、カラオケ行こ！この上にあるから」
「カラオケ！？」
「うん、なんで？やだ？」
「カラオケって、行ったことない…」
「…マジで？」
みんなカラオケ好きだよなぁ。
困ったらカラオケ。
放課後はファミレスかゲーセンかカラオケ。
周囲の会話に耳をそばだてると、みんなこぞって行き先は同じだった。
女の子だとそこにタピオカやクレープも含まれるのかな。
「いや、智めちゃくちゃ上手いじゃん！嘘でしょ！？」
「そうなの…？なんか、よくわからない…」
来てからすでに１時間半が経過。
最初は潤くんばかりに歌わせていたが、間が持たないとのことで、当然ながら俺も歌うはめに。
「上手いって！！俺めっちゃかっこつけて歌ったのが恥ずかしくなるじゃん！」
「そう？潤くんも上手いよ」
「自分で上手いのわかんないやつに言われても説得力ねーわ」
なんだかわからないけど、上手いならよかった。
だんだん楽しくなってきていろいろ歌ってみようとデンモクを見ていると、外にうちの学校の制服を着ている集団が見えた。
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富喜田 - めっちゃよかったです。 本当に1日の楽しみです！ 大学生編頑張ってください。 この話に出てくる大野さん すごくタイフです。 (2020年7月7日 17時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 大学生編！？ めっちゃ楽しみです！ いつまでも待ってます!!! (2020年7月7日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» 富喜田さん、ありがとうございます！！まだ大学生編と続くのでぜひ楽しみにしていてください！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 本当に最高です！ 続きがとっても楽しみです！ 頑張ってください。 応援しています!! (2020年7月6日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 猫さん» 猫さん、ありがとうございます。頑張る糧にいたします！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年6月22日 0時
