私を助けてくれたのは【prsk】【em】 (ページ1)

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『ぅっ..ひっく...う...』

私は毎日のようにこうして泣いていた。クラスメイトにも、誰にだって無視される。家族にでさえ。そんな私の支えになるものは、存在しなかったから。

...そう、思っていた。

.

それは、ある日のことだった。

『ぅ...う...なんで、なんで毎日毎日っ...』

私はいつものように泣いていた。とても寒い外で。家に帰ろうと鍵なんて開いてない。そもそもあんなとこ家とすら呼べないのかもしれない。
そんなとき、

？「どうしたの？悲しいときはね、笑い飛ばすのがいいんだよ！ほら、わんだほーい！」

そんなふうに声をかけられた。

『...だれ、でしょうか？』

？「私？私はねー、鳳えむ！よろしくね！」

『...わた、しは、羽音(ﾊｵﾝ)Aです。』

em「Aちゃんかぁ！いい名前だね！」

『ありがとう、ございます。...あの。』

em「なーに？」

『なんで、話しかけてくれるんですか。』

em「え？」

私がそう聞くと、彼女は少しして答えた。

em「だって、泣いてるのは悲しいじゃん？だから、一緒に楽しくなろうって！」

『ぁ...』

...いつかぶりだろう。こんな人の優しさに触れたのは。

『ごめん、なさ、私、また泣いて...』

em「...ねぇAちゃん！」

『はい。』

em「いまから一緒にさ、"セカイ"にいこ！」

『セカイ..ですか？』

em「うん！楽しいことがいーっぱいで、わんだほーいなことがたっくさんあるの！」

『...行きたい、です！』

これはきっと元気付けようとしてくれてるのだろう。私がどうしても泣いてしまうから。...でも、この涙は悲しさではなくて、違うもののような気がした。

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まだキャラ上手く掴めてなくて...すみません。ボカロも少し出てくるかも...？？