10話 あるべき場所へ 貴女side ページ11
吊「と、言うわけでぇ…おとなしく捕まってくれる？」
覇琉太さんが捕まる？
それは嫌だ。
【でも、彼は、間違った事をしてきてるじゃないか】
【それでも彼は、吸血鬼の事を教えてくれたじゃないか。そのおかげで、あまり、驚かずにすんだ】
【殺 さ れ るかもしれない】
心のなかで、いろいろな気持ちが積み重なる。
煩い。
煩い。
煩い！
自分のやりたい事を、貫き通す！
父が言っていた。
「…覇琉太さんは、何故、ﾀﾋななきゃいけないんですか…？」
私の疑問を、狼谷吊戯という人が答える。
吊「彼は、君を復 讐の道具として、使おうとしていたよ。それに彼は、作った吸血鬼で、たくさんの人を殺 し たしね」
「…彼が作れる天才なら、C3の一員にすればいいじゃないですか」
覇「なに言ってっんだ！んなの、無理だ」
そんな言葉を気にせず、私は更に続ける。
「開発班があるって、聞いたことがあります」
吊「ふーん……。なら、条件があるかな……。君が、C3に来てくれるなら」
私がC3に来る…か。
それも、いいのかな？
覇「…ダメだっ！Aには、C3じゃない、あるべき居場所がある！」
吊「そんな事言ってるけど、君だけの為に、道具として、使おうとしていたじゃないか」
覇「それは違うって、Aが教えてくれた……だから！」
・
・
・
あ、私、外に出てる。
逃げれたのかな？
でも、覇琉太さんが…。
……でも、覇琉太さんが、やってくれたことを、無駄にしたくはない。
「着信？誰からだろう？もしもし…」
吊「やぁ〜！俺だよ！」
「……切ろう」
吊「待って待って！君に、言わなきゃいけないことがあって…」
「早く言ってください」
吊「……覇琉太は、殺 さない」
本当に？
吊「ま、そこら辺は、俺がどうにかするけどね〜……じゃあね♪」
なんなんだ、この人は。
「とりあえず……家に戻らなきゃ」
私は、家に戻ることにした。
11話 そこには 貴女side→←9話 爆発音 貴女side
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園田しろ - ゆいさん» ご指摘ありがとうございます！コメントしてくださり、ありがとうございます！ (2016年8月17日 17時) (
レス) id: 01544dfa64 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 題名がSEEVAMPになっているのですが (2016年8月17日 17時) (レス) id: cd91afff07 (このIDを非表示/違反報告)
園田しろ - 梅雨さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年7月31日 16時) (レス) id: 01544dfa64 (このIDを非表示/違反報告)
梅雨 - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年7月31日 2時) (レス) id: 8a6c331402 (このIDを非表示/違反報告)
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