【刀剣乱舞】義足の少年は審神者になりました。【歌い手】

21振り ページ21

『ていうか、お兄ちゃんと彼女さん、なんで倦怠期になんか？』





「彼女、名前をサシャ・フィア・ボルトって言って、俺はサシャとかサアヤとかって呼んでる。」




「実はさ、最近ずっと部屋に籠りがちになってて、気付いたら夜中〜みたいなのがしょっちゅうで。」



「それから、夜になったらサシャが友達と一緒にパーティーに出掛けるようになって、特に気にしてなかったけど、だんだんと帰ってくる時間が遅くなってきてて。」



「サシャ本人に聞いたら、パーティーで出会った男が気になってるとか言い出して。」



お兄ちゃんの彼女さん。サシャさんって、意外に好きになりやすいタイプ…?



「そんで、危うく喧嘩になりかけて、色々混乱してたから日本に帰ってきた。」



『そっか。』



ｶﾞﾁｬ


「A！琥哲！！居るの…？！」



『母さん。』


{ 君の、声が〜♪ }


僕の携帯の、呼び出しのための音楽が不穏になり出しそうだった部屋に響く。



『もしもし、まふ？』



{ いわ〜！！次にやるライブでシークレットゲストとして出て欲しいんだけど、どうかな？ }



『良いよ！出る。皆に、ありのままの姿を見せる。』



{ それじゃ、日程と会議とリハの曜日はまた後で！！ }



まふは、okの返事が聞けたからか、楽しそうなトーンで言い切る。



『そうだ。明日暇？』


{ 今のところ新曲の制作ぐらいしか入ってないよ〜？ }



『りょーかい。明日さ、行ってもいい？』


{ えっ、大歓迎！！！ }



『それじゃ、明日。』

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