【歌い手】今宵、狐は過去を話す。 (ページ10)

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#10 ページ10

「廉…？何、ボヤーっとしてんだ？」

『…いや、なんか、頭がクラクラしてて。』

「熱は？」

同じ席にいた銀ちゃんこと、銀太さんが心配してくれる。待って。結構マジで倒れそう。

「熱無かったら、………ここ最近ヤった？」

『えっと、シてないです。つーか、する意味が見当たらないし…。』

「りょー！！れんれんに性,教育してやれ～！！！」

銀太さん、変な質問してきたな。何でだろ。そんな疑問は打ち砕かれ、性,教育をされないといけないらしい。しかも、No,1のりょーさんに…

「しかし、今時の学生は時期遅いんだな。そしたら、卒業も遅いかもな。」

『俺、中3の時に卒業してますけど。』

「「は？？」」

『えっ？』

卒業も遅いっていうのは、偏見だと思うけど…。ていうか、実体験言っただけでお客さんにも、銀太さん達にも驚かれた。

「相手は？」

『中学の先輩です。久しぶりに遊んだら急に襲われて、童,貞って言うよりかは、処,女って言った方が正しいですけどね(苦笑)』

「「は？？」」

「…相手は男か。」

「れんれん、まさかの男いけた説。」