実習7回目 ページ12
------金曜日の実習7回目------
実習の日を迎えた。
扇風機を回し、
わたしは談話室で授業の準備をしていた。
今日は絵をかいて深層心理をみるテスト。
画用紙と色鉛筆などテーブルに並べて学生さんの到着を待つ。
テヒョン「せんせーい、お疲れっす！」
はいはい。きました。
まるで機械のように
毎週早く来てくれるテヒョン君。
A「おつかれ！」
今日はジョングク君付きではなさそう。。。
テヒョン君は
どんとリュックを置いて
ビニール袋を出した。
テヒョン「昼飯食ってないから、ここで食べていい？」
A「！
あ、飲食は台所で。。。」
テヒョン「ほーい。」
意外と素直に台所へ向かう準備を始めた。
テヒョン「せんせい。」
A「ん？」
じっとわたしを見るテヒョン君。
なんだか
観察されている？？？
生態学で学んだ知識が少なからず
このテヒョン君にも身についてきたころだろう。
なんか
読み取られている気がして-------(汗)
A「なあに？(笑)」
テヒョン「なんか、
いいことあった？」
！！！！
ギク・・・・
A「え！」
テヒョン君は笑った。
テヒョン「アイス
食う？」
なんか
自然と誘われて
わたしも台所へ------。
たまたま誰もいなかった。
テヒョン「はい。せんせい。」
カップのアイス。
1つしかない。
A「お昼、、、これだけ？」
テヒョン「あっちいし。
こんなのしか入んないっすよ。
せんせい、先食べて。
先週の麦茶のお返しっす(笑)」
え。。。
テヒョン君がいつの間にか
こんなにも
わたしに心を開いていることに驚いた。
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作者名：life | 作成日時：2017年6月9日 23時
