わたしの窓-3-【最終章】 (ページ8)

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複雑な気持ちページ8

それから

また少したった。

私は実家に帰っていた。

実家には妹が冬休みで帰ってきていた。

妹はまだ中学生になったばかり。

年の離れた妹。

実は妹は後妻の娘だった。

そう。

私の実の母親は他界して
父親は再婚して
この妹が産まれた。

父は、

私の母をとても愛していたように見えた。

母が亡くなるその日まで
毎日熱心に看病していたのを覚えている。

葬儀の日には

大声で泣いて挨拶していたのを覚えている。

------妻が天国に旅立っても

私は一生妻を愛します。--------

こう挨拶していた。

だが、
その

わずか１年後に

現在の母親と再婚した。

複雑な気持ちだった-------。

今の母が悪い人かと言うとそうではない。

他人の子供である私にも優しいし。

それでも、、、

やっぱり複雑な気持ちだった-------。

妹「お姉ちゃん、卵焼きたべる？」

A「！なに？つくってくれるの？？」

妹「うん！」

妹もやさしいいい子だ。

だけど、

最近

学校を休みがちになったと父から聞いた。

原因は

---------私だった。

あの事件の発覚以来、

妹は代行バイトをしていた私の妹であることから

学校でいじめを受けていた-----。

被害者は
私なのに------。

妹まで、
家族まで------。

ただ妹は本当にいい子で

私にはそんな辛い目にあっているそぶりを見せないのだ。

妹「学校はね、おもしろくないから行かないだけ。

勉強、大嫌い(笑)」

明るく笑って妹は卵焼きを焼いてくれた。

妹「はやくお姉ちゃん、彼氏連れてきてよ！

私も会ってみたい！！

かっこいいんでしょう？」

ほんとに
いい子なんだよ-------。