わたしの窓-3-【最終章】 (ページ4)

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終戦ページ4

それからグクの命が助かったという知らせをきいた。

グクの血液からは

ある毒物の陽性反応が出た。

幸い毒は致死量には達しておらず
後遺症もなさそうとのことだった。

意識を取り戻したグクの元に警察が話を聞きに来た。

もちろん、私も何度も立ち会った。

グクと私は罪には問われなかった。

全ては

グクの血液検査の結果がモノを言った。

警察はボスの事務所に入り、ボスとスタッフの多くは違法毒物所持疑いの罪で逮捕された。

その後も私は連日警察を出入りした。

家族にも迷惑をかけてしまった。

だが、

ついに

------終わった。

終わったのだ。

私は

闇の世界との戦いを終えた-----。

気づけば季節はもう冬------。

なんて壮絶な時間だったのだろう。

今回の事件がきっかけで

私は大学を休学した。

代行バイトをしていたことも
大学中に広まり
やはり立場的に辛い時期だった。

そんなある日の事------。

A「あ、、、、グク。。。」

ボスに支配されていないとわかっていながらも
なんとなく怖くて
使用を控えていた携帯電話。

新しく契約しなおしたばかりのスマホに

久しぶりにグクからメールが届いた。

実は
事件以後

警察のことなどあって、暫くゆっくり話していなかった。

グク『今日、あえる？』

-------会いたい。

私は

今夜グクの家で会う約束をした。