術中2 ページ37
癌細胞は、様々な環境要因で産まれる
もう一つの
わたしの命とも考えられる。
癌細胞は無限に増殖する。
それは
生命が環境の強いストレスから自分の身を守るため
『永遠の命』という
究極の進化をとげようとした結果でもある。
ジョンハン君は言っていた。
「俺はAを幸せにするために産まれてきたんだ。」
と。
しかし、
癌細胞が大きく育つと
結局は
その自分の身を滅ぼしてしまう。
ジョンハン君がわたしに触れようとすると
破裂音や光が見えたのは
脳腫瘍が引き起こした
てんかん発作だった。-------------
そして
ジョンハン君はこうも言っていた。
「Aが死んだら
俺も
死ぬ。」
わたしが息絶えると
癌細胞自身も
結局は
死滅する-------。
癌細胞は
母体なしで
独立して生きる
永遠の命ではないのだ。
------------永遠の命。
それは
生命の永遠のあこがれであり、
手に入れようとすると
結局は身を滅ぼすこととなる
ジレンマ。
YJ「さすが賢いAは
俺の正体
わかったんだね。」
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作者名:life | 作成日時:2017年2月23日 19時