Epilogue * Day After ページ23
奏汰の体調は、翌日にはすっかり良くなっていた。
『流星隊』での練習後、奏汰は海を訪れた。
夕刻の海は、オレンジが溶け込んで美しい。
海にいる人はみんな帰り際のようで、それぞれ私服の人たちが多い。
海にいるたくさんの人たち。
それを見てやっと、奏汰は別世界のようなところにいたのだと理解した。
海を歩くカップルが目に入った。
もしも、Aが『いきていた』ら、ぼくと『て』をつないで、あるいてくれたのでしょうか。
けっきょく、ぼくはAのことを、ぜんぜんしらないまま、わかれてしまった。
だけど、奏汰は信じていた。
きっとまた、海で会える。
何十年、何百年かかっても、必ず。
「奏汰くん」
後ろからそんな声が聞こえたような気がして、奏汰は思わず振り返った。
そこにAはなく、ただ砂浜と歩く人がいるだけだった。
「だいすきですよ、A」
また、あなたにあえるときを、まっています。
fin.
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うーちゃん - 感動しました！！儚い恋ですね☆ (2016年9月14日 20時) (
レス) id: 822060fcb6 (このIDを非表示/違反報告)
菜舞(プロフ) - あ、、泣きました…。すごくいい話で…完結おめでとうございます！！ (2016年8月19日 17時) (レス) id: 0a934d2445 (このIDを非表示/違反報告)
ぺり - 菜舞さん» わ〜〜ありがとうございます（ ; ; ）儚い感じを目指しているので、そう言っていただけると本当に嬉しいです…！ (2016年8月11日 22時) (レス) id: 6abc9b85c5 (このIDを非表示/違反報告)
菜舞(プロフ) - こんなに素敵な小説初めて見ました！！！儚い感じがすごく好きです… (2016年8月11日 21時) (レス) id: 0a934d2445 (このIDを非表示/違反報告)
ぺり - 湊朔さん» ありがとうございます！まだまだ未熟ですが、もっと魅力的な世界観を目指して頑張ります！（ ; ; ） (2016年8月10日 9時) (レス) id: 6abc9b85c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺり | 作成日時：2016年8月9日 15時
