子猫なDSクロスくん！！ (ページ9)

今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:1,677 hit

08.それから.../夜行性ページ9

─DS!クロスside─

あれから時は進み時間帯は夜。

あれから一悶着あったが、夜ご飯のササミを食べて、歯を磨いて、買ってきてもらった寝間着に着替えた。

え？お風呂はって？...なんか水に濡れるのやだから入ってない。まー、直ってたら明日には入るつもりだ。

んで、現在はそれぞれの部屋で就寝中。俺は最初こそ目を瞑って寝ようとしてたんだが、どうしてか眠れない。逆に目が冴えてくる。

クロス「寝れない...」

うー、どうしよう。寝たいけど眠れないし、暇だし...ちょっとお水飲んでこようかな。

そう思い立ち、俺はベッドからでてリビングへ水を飲みに行くことに。

クロス「うわ、すげぇ。夜なのによく見える。これが猫の目か...！」

結構暗いハズなのに周りがハッキリと見える事に少し感動を覚える。

そのおかげで危なげなくリビングにたどり着き、棚からコップを取って水を入れた。

クロス「んく...んく...はぁ」

水を飲み干した俺は、使用したコップを軽くゆすいで水切りラックに置く。

そして自室に戻った俺はこの長い夜をどうやり過ごすか考える。

クロス「二人は多分寝てるからテレビはつけられないし、かといってスマホをつつく気分でもないし...あ」

そうだ、寝れないならスマホで検索すればいいんだ！バカだな俺ぇ。

クロス「えーと、“猫夜寝る方法”っと」

クロス「ふむふむ...あんま参考になるのねぇな」

けど、夜でも猫は寝るってことは分かったし、やっぱ目を瞑って寝転がってた方がいいのか？

クロス「それじゃあもう一回、寝てみるかぁ」

枕の横にスマホを置いて、また布団に潜る。

━三十分後━

クロス「....」

━一時間後━

クロス「....(汗)」

━一時間三十分後━

クロス「無理だ眠れねぇ」

今何時だ？...一時半か、先はまだまだ長いな。

クロス「どーしよ、どーしよ、どーしよどーしよ～」

あまりの眠れなさに、俺は「どーしよ」と言う単語で歌い始める。

クロス「どーしたら眠れるんだ...あ」

そーだ、たしか検索した時に猫は飼い主の側で眠るって書いてあったし、それ試してみるか。

俺はベッドから降りてナイトメアの部屋にこっそりと忍び込む。

これでダメなら諦めて天井の木目でも数えてよう。