子猫なDSクロスくん！！ (ページ4)

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03.原因ページ4

─DS!クロスside─

朝起きたら体は縮んでるわ頭には耳が生えてるわついでにしっぽもあるわで最悪の目覚めだ。

それはそうとして、現在はみんなでリビングに集まっている。

ナイトメア「おお、まさかクロスを見下ろす日がくるとは思ってなかった...！」

エラー「こう見ると子猫みたいだね...♪」

クロス「うぐぐ、その生暖かい目で見てくるのやめろ！」

ソファーに座った俺を見下ろす二人。ぐぬぬ、なんか悔しい。

ちなみに、今の俺に合うサイズの服がないからシーツを被っている。スースーして落ち着かねぇ。

エラー「でも、なんで猫耳なんて生えたんだろう？背も縮んでるし」

ナイトメア「なんか心当たりとかないのか？」

クロス「ない(即答)」

エラー「うーん....あ、そういえば前にナイトメア、猫耳が生える薬みたいなの持ってなかった？」

エラーがそう問いかければ、「そーいや」と心当たりがあるのかナイトメアが声をあげた。

ナイトメア「でもアレは一回きりのでドリームに使ったし、それに猫耳は生えても背が縮む効果はなかったぞ」

エラー「じゃあ他の原因が...」

あ、ケビン。

ナイトメア「そもそも朝起きたら猫耳生えてるとか漫画やアニメじゃあるましい。なぁクロス。...クロス？」

クロス「....」

なんだろ...ナイトメアがなんか言ってるけどケビンが気になって入ってこねぇ。......美味そうだな。

ナイトメア「クロスー？」

クロス「んー、なに」

ナイトメア「なんでさっきからケビンのこと凝視してんだ？」

クロス「んー、なんか目が離せなくて...」

俺は適当に返事をしながら前のめりでケビンを目で追う。

ナイトメア「...喰うなよ？」

クロス「いや喰わねぇよ！？」

俺は勢いよく体を起こして、ナイトメアの発言を食い気味に否定する。

いやまあ、美味そうとだなとは思ったが...(汗)

ナイトメア「いやでも、狙ってただろケビンのこと」

クロス「...狙ってねぇよ」

ナイトメア「嘘つけ。あの体勢は完全に獲物を狙う猫だったぞ」

クロス「マジで...？」

もしかして俺結構ヤバい...？

考えてみれば普段はケビンを美味そうとか思わねぇし、それ以前に目で追ったりなんかもしねぇし...これもう完全に猫じゃん！！