子猫なDSクロスくん！！ (ページ26)

今日:1 hit、昨日:21 hit、合計:1,687 hit

24.泣くな！ページ26

─DS!インクside─

俺はガキの慰めかたなんか知らねぇし、それ以前にボスから子供に近づくなと言われてるから会う機会そんなにねぇし。

ましてや、コイツを慰めるなんて絶対にごめんだ！

クロス「っ...ﾋｯｸ...ｽﾝ..」

......チィッ、仕方ねぇなぁ！

インク「な...泣くなよ。チッ、今回は...あー、俺が悪かっ、たよ...チッ」

クロス「...！」

仕方なくに謝罪の言葉を口にして頭を撫でてやれば、あっさりと泣き止む。

クロス「ふ、ふへへへ...////」

ふにゃりと嬉しそうにクロスが笑った。

インク「！...調子乗んな」

クロス「み"ゃっ！」

そう言って俺はクロスの鼻をつまみ上げてやった。

まあいい、泣き止んだならこのまま牢屋にいれるか。俺はクロスを持ち上げ腕の中に抱きかかえる。

インク「このまま牢屋にぶちこんでやるからな」

ギロッと怖がらせるつもりでクロスを睨み付ける。

クロス「...それでも、いいかも」

しかしコイツは怖がるところか、袖で顔を隠しながら照れたようにそう言いやがった。はぁ？

インク「...チッ」

クロス「ははっ、相変わらずインクは態度悪いな～」

インク「うるせぇ落とすぞ」

クロス「それは勘弁してくれ」

冗談でそう言えば落とされまいと俺にしがみついてくる。...フン。

この後、ナイトメアとエラーと曲がり角で鉢合わせた。

このまま三人まとめて牢屋にぶち込もうとしたが普通に逃げられた。クソが。

そして俺はアイツらを取り逃がしてしまったことをボスに報告した。

怒られはしなかったが、ボスに「何かいいことがあったのか？」と聞かれた時、なんの意図でそう聞かれたのかが理解できなかった。

なぜボスは俺にそんなことを聞いたんだ？

──────────

良ければ高評価、ハート、お気に入り等してくれると、作者のモチベが上がって投稿頻度が早まるかもしれません。