子猫なDSクロスくん！！ (ページ20)

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19.お留守番ページ20

─DS!クロスside─

今日も今日とて相変わらず俺の体は小さいままで、猫耳も取れていない。

そんな自分の体にもそこそこ慣れた日の頃、俺は...、

クロス「いーやーだー！！俺もいくーー！！」

盛大に駄々をこねていた。

エラー「ね、お願いだから留守番してて(汗)」

クロス「やだ！！」

ナイトメア「ワガママいうなよ。お前いまちっさいんだから、諦めろ。直ったらまた連れてってやるか」

クロス「やーだー！！」

エラー/ナイトメア「「(汗)」」

俺の体に猫耳が生えて、それに加えて体が小さくなってからと言うもの、留守番が多くなった。

いつもならナイトメアに付いていってJRに侵入してイタズラしに行くのに、こうなってからは俺だけ仲間外れ。

最初は仕方ないと思ってたが、さすがにもう我慢の限界だ！俺だってJRに行ってインクに会いたいし、ドリームのヤツに嫌がらせしたい！！

ナイトメア「だーかーら、ダメなもんはダメだ。お前は留守番！」

エラー「今の体じゃ、逃げるの大変でしょ？だからごめんね」

クロス「う"ー...」

分かってる。俺の身を心配してくれてることなんて。それでも、俺の知らないとこでバカやってるのはズルい。俺だけ仲間外れ...俺だけ仲間外れ...俺だけ...、

エラー「クロス...？」

クロス「...わかった」

これ以上はナイトメアに迷惑がかかる。そう思い俺はしぶしぶ玄関に背を向ける。

エラー「あ、クロス...」

ナイトメア「じゃ、行こうぜ」

エラー「...うん」

──ガチャン

耳がいいから部屋にいても二人の会話と玄関が閉まる音が聞こえた。

クロス「俺だけ仲間外れかよ...ナイトメアとエラーのバーカバーカ！......バカっ」

愚痴をたれながら枕をベシベシと叩く。

けどやっぱり悲しくて、枕に顔を埋めてふて寝を決め込むことにした。

二人なんてもう知らねぇ......。