°13話目:雪の中。 ページ16
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〜リリ視点。〜
古株「クソっ！雪崩のせいでタイヤが雪だまりに取られてしまったらしい。」
キャラバンに走った衝撃の正体。
ここから先は歩いての移動になるらしい。
でもまぁ、今回ばかりはちょっと助かったかな…。
円堂「俺は行くぜ！」
栗松「キャプテン…！」
円堂「こうしているあいだにも、エイリアがほかの中学校を破壊しまわっている！
こんなところで立ち止まってる訳にはいかないんだ！」
外には真っ白な雪。
窓越しにその銀世界を見ていると、
『……あれ？、あれって足跡じゃない？』
うっすらと何かの跡が残っているのを見つけた。
────
──
その足跡を辿ることになり外に出て辿っていくと一人の男の子が立っていた。
？？「う う う う………。」
カタカタと震えている。
塔子ちゃんや、円堂君が話しかけても「う う …。」と震えていて答えられる状況では無かった。
結局、遭難者だと判断して、キャラバンに連れて帰ることにした。
音無「はい。あったかいココアですよ。」
？？「あ…あ あ り りがと と と…。」
『…ほんとに大丈夫？』
キャラバンに戻ると流石に暖房が効いていて暖かい。ジャージの上を脱いでこの子に被せて、『私の体温、少しは残ってると思うからそれ、被ってていいよ！』と震えている相手に笑いかけた。
────
──
秋「まだ寒い？」
？？「ふうー、う うん、もう大丈夫だよ。
あ、あとこれ、ありがとう。」
『ううん！気にしないで！
所で、あの場所って、何かあるの？』
？？「……あそこはボクにとって特別な場所だから。」
…何があったのか聞くわけにもいかないよね。
なんとなく、名前も知らない相手の表情を読み取ってそう思った。
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作者名：臨音 , 天然の砂糖水。 x他1人 | 作者ホームページ：ないよ
作成日時：2018年2月3日 20時
