【はたらく細胞】Eccentrics (ページ45)

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Bonus-first ページ45

何よ!アンタもどうせアタシに文句言いにきたんでしょ!
帰れ!帰れって言って……え、違うの?
女性の一般細胞について?……ああ、Aのことね｡
アナタ、Aに酸素運んでる赤血球なんだ?もう、早く言ってよ｡
Aはアタシの友達なの｡
あの子めちゃくちゃいい子でしょ?アタシの仕事に文句言わないし、たまにお菓子を持ってきてくれてお茶会してるのよ｡
ったく、他の一般細胞達に聞かせてやりたいわ｡
Aに恋人?知ってるわよ、当たり前じゃない｡
記憶細胞でしょ｡
あの時記憶細胞のところまで案内したのアタシなんだから｡
……まあ、ちょっとだけ手伝ってもらったけど｡
あの日、Aは私のところに来て言ったの｡
記憶さんに会いたいから案内してくれませんかって｡
聞けば告白されたって言うからびっくりしたわ｡2人共鈍くてどっちが先に気づくかって話してたのよ｡まさか記憶細胞の方が早かったとは、ちょっと信じられなかったけど｡
会いにきてくれなくなった、返事を聞きにくるって言ったのにってAは必死にアタシに話してくれたわ｡
あのヘタレ……!と思ったけど、Aの一生懸命な姿を見てそんなの吹き飛んだ｡この子を連れてってあげなきゃって思った｡
でもアタシ、しばらく記憶細胞のところ行ってないからちょっと不安で｡樹状細胞さんなら分かると思ったから、Aと一緒に樹状細胞さんのところまで行って、地図を書いてもらったの｡その地図を辿って記憶細胞のところまで行って、アタシは外で待ってた｡
え、樹状細胞さん?あそこで落ち葉掃きしてる人だけど｡
ちょっと、どこ行くの!?
……行っちゃった｡何だったのかしら?