モブからチートに昇格しました。【ヒロアカ】

▽ヒーロー 09. ページ21

緑「君が！！助けを求める顔してた！！」


僕はその光景をビルの上から見ていた


『ほんと、ヒーローなんて形だけのものだよね

ヒーローになりたいんだったら彼のような行動が出来るようにならないとねぇ…』


僕は手すりに身を任せながら

ヒーロー達に呆れを持つ


？「君を諭しておいて…

己が実践しないなんて！！！

プロはいつだって命がけ！！！！！」


ブォォォォオオオオオ＿＿＿＿＿


『おー…スゴ…

風圧で上昇気流が……へぇ…』


僕が少しだけ関心していると


「右手一本で天気が変わっちまった！！！

すげえええええ！！！

これか……オールマイト！！！」


オールマイトへの歓声が上がり、煩いほどにこの辺りが声のサーカスのようになった


下では緑谷がヒーロー達に怒られているのが目に入る

なんか気に入らないな……


『創造……お面…』


僕は個性で猫のお面を作り、顔につけた

髪は……まぁ大丈夫、うん。


そして僕はビルからヒーロー達の目の前にそっと跳び下りる


「こらこら、此処に入っちゃダメだよ？

君、この子と一緒に叱られたいの？」


『気に入らない』


「え？」


『そこのモサモサ頭は此処にいる誰よりもヒーローらしかったよ？

それなのに何で叱られないといけないわけ？』


「君！良い加減にしないとおこr/『怒りたければ怒ればいい

でも僕はそいつが怒られる意味が分からない』


僕は個性、猫ノ目を発動して

スマホで映像を撮っている人間達に目を向けた


「え！？スマホが動かない！？」

「何で！？」

「俺のも動かねぇ！！」

僕は"目で壊す"と言う言葉を新たに作り、

スマホの機能を壊した


『……個性が通用しないから？

だから何って話だよ

そこの無個性の彼は、此処にいる誰よりもそこの爆発君を必死になって助けようとしてた

あんたらと違って個性が無くても、自らの小さな手で助けようとしていた

それに比べて己の個性に任せっきりで、

個性に頼らず、自らの力で動こうとしないあんたらよりよっぽどヒーローらしいと思うけど？

そいつに怒りをぶつける前に

己の力不足に反省して

彼に感謝をした方がいいんじゃないの？

もし彼もオールマイトも此処にいなかったら

……そこの爆発君、確実に死んでたよ？』


僕は少し冷たい目でヒーロー達を見上げる

ヒーロー達は下を向いて、僕の言葉に言い返せるものは一人もいなかった


はぁ〜〜スッキリしたぁー！


僕は内心、気が晴れた

よし、家帰ったらゲームして寝よ。


僕は再び跳躍を使ってビルの上に飛び上がる


僕が消え去ってからも誰も何も言わなかった

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