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「何を思おうと勝手だが、口に出すのはどうかと思うが。……まあ、そうやって、人を馬鹿にすることでしか、自分の価値を見いだせないんだろ、可哀想に。…………事実だろ。悪いが、あんたらみたいな格下に、俺のメンバーの演奏をとやかく言われる筋合いは無い」
「……ああ、[名前]か。…………すまん。いくら馬鹿にされたとしても、少し言い過ぎた。どうしても、お前のことを笑うあいつらが許せなかった。不快な思いさせたな、悪い」
「[名前]? こんな時間にAfter hoursに来るなんて……いつも来てるのか? ……そうか、驚いた。こんなこともあるんだな。…………俺? 俺は、たまたま今日は大学の休みで来てるんだ。ゆっくりしようと思ってな。しかし、初めてこの時間に来たが、コーヒー美味いな。また来るか…………」
「……ん? 誰かいるな。[名前]、と……ま、晶也兄さん!? 何故ここにいらして……いや、とりあえず、今日は一旦帰って、夜閉店した後に…………いや、まてまて、落ち着け。晶也兄さんは[名前]と一体何の話をしているんだ……!?」
「[名前]、すまない。本当に。……晶也兄さんのことは、気にしないでくれ。そして、今日のことは忘れろ、頼むぞ」
「お前ら〜元気だったりする〜? しないか〜! あっはは!! ………ぅう、なんだよ〜お前らなんか冷たいじゃんかよ〜。テンション上げてこーぜ! あっは、酒うま〜!! ……んぇ、お前らどこ行くの〜? ねぇいやだ、行かないでよ……捕まえた〜ふふふ、あっはは! あー……逃げられちゃった、寂し〜!!」
「ア〜美味しー最高!! んぇ? なになぁにさ……俺? 俺はね〜とーや! わつじとーやくんだぞ〜柊くんだぞ〜!! ひいらぎってなんだっけ、まあいーや! あ、酒の名前かな〜飲みたーい!! んふふ、名前名前〜名乗る前〜………」
「[名前]〜! 大好き〜んっふふ……ぁれ、[名前]? え〜どこ行くの、ねえ、やーだって。行かないで、構ってよ〜……寂しい、俺のこと見て………」
「…………あれ、俺寝てたか? ……うっ、頭痛い。そっか酒飲んで……何杯飲んだんだ、俺。記憶が……って、お、おいお前ら、大丈夫か!? というか、ここって……いや、それより。俺、また何かしたか。悪い、飲みすぎて………ま、まて、頼むから禁止にはしないでくれ! ほ、ほら、もうお前らの前では飲まねーから、それで、頼む!! はぁ…………なんでここにいるんだ、俺」
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