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簡単に言えば、友人関係であろう。
いろはは、人に対してツンとしてしまったり、そっけない態度をしてしまっている葵をよく気にかけており、だからこそ葵の優しい一面を知っている人物である。
また、しっかり者で前向き思考ゆえに相談に乗るタイプであり、お姉ちゃん気質な所もあるからなのか、どうやら葵は、そんないろはを"信頼できる先輩"として見ているようだ。
そのため、普段は見せないような照れをいろはには見せてしまうことや、楽屋などで二人きりになった際、眠ることが苦手な葵がいろはの肩を借りて眠っているということもある様子。
いろはは、そんな葵を、よく頭を撫でたりすることがあるほどに可愛いと思っているらしい。
とはいえ、寝顔をあまり見られたくない葵のために、もし二人以外に誰か来る時にはしっかり起こしてあげるようだ。
そういった点からも、葵が信頼している理由が窺えるだろう。
とはいえ、葵からだけではなく、いろはも、真面目かつ冷静で、いつでも美しい葵のことを心から凄いと感じている。
褒め上手ゆえに、そういった尊敬している点ををたくさん褒めては、照れてしまっている葵を見て可愛いと思っているらしい。
また、甘い物好きな葵と和菓子好きないろはで、一緒に和菓子の甘味処巡りをする関係でもあり、普段餡子や団子しか食べないいろはだが、葵が勧めてくれた和菓子を食べては、新たな発見をすることもあるのだとか。
それだけでなく、運動が苦手な葵にいろはが体の動かし方を教えているという関係でもあり、結構感覚派のいろはだが、なんだかんだ、しっかり葵にペースを合わせて運動を教えられているそうだ。
ペア名は、互いのイメージカラーである緑と紫は反対色かつ明度がはっきりしており、純色の中でも珍しく組み合わせても綺麗に見える色であることから、つけられたとされている。
有識者ファンの賜物である。
葵ちゃん ⇄ 松葉瀬先輩
「葵ちゃん、お疲れ様です。よろしければ、お隣座りませんか？ 今日はなぜかいつもより疲れてしまって、先に楽屋に来て休んでしまいました。しかし、アイドルとして、これくらいのことでへばっていてはいけませんね……っと、葵ちゃん？ …………寝てしまわれましたか。葵ちゃんもお疲れのようですね」
「なんと、このお菓子とても美味しいですね。普段食べている大福とは違ったお味……作り方が違うだけで、これほど味が変わる物なのですね。次来たときからは、ここの大福を買って食べます。……葵ちゃん、見てください。みたらし団子があります。無くなってしまう前に、一緒に行きましょう」
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