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瀬能が怒った様子で雑誌を机に叩きつけた
その雑誌には
姉さんの記事が書いてあった
「アンタが売ったんだろ…！」
私は雑誌を手に取り
文字を読んでいく
「俺は事件を解決するためなら
隆子を殺した奴を捕まえれるなら手段は選ばない…！」
瑠璃さんが私を心配している様だけど
私は残念ながら何も感じない
『隊長、月島社長の様子を見ます？
それとも真鍋医師を見ます？』
「A…なんでそんな冷静なんだよ」
私が隊長に尋ねると
瀬能の怒りの矛先は私へと向けられる
「自分の姉を！悪く書かれてるんだぞ！！」
『だから何？』
「は？…お前、そんな冷たい奴だったのかよ
隆子さんはお前のこといつも考えてたんだぞ！」
『私が姉さんのことを考えてないとでも？』
「そう見えるけどな！少なくとも俺には！！」
西野さんの瀬能を呼ぶ声が聞こえ
私は深い溜息を吐いた
『なんで餌にあんたも反応するわけ？バカなの？』
「あ？」
『捜査に下手な私情を持ち込まないで。邪魔になる』
私は部屋を出て自販機へと向かった
コーヒーのボタンを押して
缶を開けて一口飲んだ
姉さんのこと、考えない日なんてない
「大丈夫？」
瑠璃さんの声がして
私は返事の代わりにコーヒーを飲み干した
「瀬能君も興奮しちゃってたから」
『気にしてません。捜査に関係ないから』
私はそれだけ言ってその場を後にした
「嘘つき…」
「瀬能くんに言われた時、凄く泣きそうな顔してたのに」
「強がらないで…頼っていいのに…」
「Aはそういう奴だ
頼ることが苦手なんだよ、甘えるのもな」
「隊長は、Aさんのこと幼い頃から知ってるんですよね」
「あぁ、あいつの捜査への意識は両親譲りだな
甘えるのは苦手でも、もっと笑うやつだったけどな」
「なんで…笑わなくなったんですか？」
「…お袋さんの死と親父さんの死だろうな
特にみなとさんの死は…Aには酷な記憶だ」
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ゆりあ - 初めまして！続きとても気になります。ぜひ！更新して下さい！！ (7月19日 1時) (
レス) @page40 id: e3b26bcb9a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - おもしろかったです！続き楽しみにしてます (2022年5月29日 22時) (レス) @page40 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
侑夏(プロフ) - 更新頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧待ってます❣️ (2022年3月25日 23時) (レス) id: e20a630b51 (このIDを非表示/違反報告)
紗羅(プロフ) - 次の最新も楽しみにしてます (2022年3月14日 7時) (レス) @page38 id: c14d4c58fd (このIDを非表示/違反報告)
ちょみぃ(プロフ) - マナさん» ありがとうございます。大丈夫です (2022年3月11日 5時) (レス) id: c98df20040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょみぃ | 作成日時：2022年2月28日 5時
