忘れられない人 (ページ17)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:22,619 hit

17 ページ17

全く、、歳上なのに子供っぽいとこあるよね。

『わかりました。えと… 優斗先輩。これでいいですか？』

先輩は満面の笑みを浮かべて、

「いい！いい響き！ありがとう、瑞稀くん。それでよろしく！」

先輩があんまり嬉しそうにしてるから、恥ずかしいけど、まぁいいかって思えた。

それから、ゲーセンやバッティングセンターで遊んだ。

優斗先輩は、ゲームは弱くて俺の圧勝だった。

それで先輩は、

「俺のカッコいい所を見せるには、バッティングセンターしかない！行くよ！」

と言い出し、今はバッティングセンターに来ている。

流石に上手いよね…

俺は最初は上手く打てなかったけど、運動神経には自信あるし、コツを掴むのは早かった。

当たるようになるとバッティングもなかなか面白い。
ストレス発散になるかも。

気持ちのいい汗をかいて、休憩する。

「あー、楽しかった。今日は付き合ってくれてありがとう。」

『いえ、俺も楽しかったです。』

「あのさ…また、誘ってもいい？」

『はい、もちろん。また誘ってください。』

俺は反射的にそう答えていた。

優斗先輩といると、凄く楽しくて…

もう少し、一緒に居たいなんて思ったりもしていた。

あれ？？
俺、どうしたんだろ？

「ほんと？やったー、嬉しいな。また誘うから。ラインもするね！」

『はい、ラインの返信はあんまり出来ないかもしれませんが。』

「あははは、わかってるよ。でも俺、かまってちゃんだから、もう少し返してくれたら嬉しいな。」

そう言って優斗先輩は笑った。