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それから、都合が合う時は優斗先輩とよく遊ぶようになっていた。
「 瑞稀くん、最近、楽しそうだね。」
『 え、そう? 別に普通だと思うけどな。』
直樹と遊ぶ時は俺の家で遊ぶことが増えていた。
直樹が飛貴のことを気にしているっていうこともあって、自然とそうなっていた。
「 優斗先輩とよく遊んでるみたいだし。何だか瑞稀くんの顔が明るくなった気がするんだよねー。」
『 ちょっと、からかわないでよね! そりゃ、優斗先輩といると、楽しくて時間忘れちゃうけど。』
「 あ、惚気てる! やっぱり先輩のこと好きなんでしょ?」
『 え、、いや、、そんなこと。 自分でもよくわからない…やっぱり好きなのかな?』
「 俺に聞かれても困るけど…瑞稀くん、幸せそうに見えるよ。」
『 確かに、フワフワした幸せな気分に浸れるって言うか…ずっと一緒に居たいなって思うかな。』
「 はいはい、ご馳走さま。先輩と上手くいくといいね。」
笑顔を浮かべて直樹が言うから、俺も微笑みながら頷く。
こんな穏やかで幸せな日々がずっと続くといいなって思っていた。
『 そういえば、飛貴は…最近、どうしてる?』
「 あー、うん、勉強頑張ってるよ。塾とかで忙しくしてる。」
直樹と飛貴がギクシャクしていないだろうか…
そのことが心配だった。
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作者名:wawa | 作成日時:2019年7月9日 9時