元帝光中バスケ部の彼はキセキの世代に狙われてますパート2 (ページ48)

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神の目（ゴットアイ）再びページ48

『"いきなりコレを使うのはどうかと思ったけど、相手が青峰くんだから、使わせてもらうよ"』

夏希はいつコンタクトを取ったのか、青色の眼で青峰を見つめていた。

黄「夏希っちのあの眼、俺の時と同じっスよ！」

緑間「確か、神の目(ゴットアイ)だったな」

夏希の青い眼は、漆黒に染まり、濃い青へと色を変えた。

『"んじゃ、やるか。青峰大輝"』

青「あぁ？」

『"行くぞ"』

夏希は青峰の前から一瞬で姿を消し、颯爽と横を通り過ぎる。
だが、青峰はそれについてこれる動体視力と瞬発力を持っていた。

青「あめーぞ、なつ。俺がこの程度、ついてこれないとでも思ったか？」

『"流石、自分自身を知ってるだけあってそう簡単に抜けないか。ただ、言っておくけど、俺は本物で君はは偽物"』

青「あぁ？」

『"青峰大輝に命ずる。お前は今この瞬間、動けなくなる"』

青「あぁ？何言ってー」

言葉を遮るように夏希は青峰の横をドリブルをしながら通り過ぎる。

青「っ！(足が動かねぇ！！なんだ、これ。まるで接着剤で固定されてるみてーな)」

黄「俺と同じ状態になってるっス！！」

夏希は他のDFも交わし、シュートを決めた。

若「な、んで、あいつが青峰の技を..」

『"だから、言っただろ。動けなくなるって"』

青「クッソ....フォームや喋り方まで同じかよ..」
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緑「青峰、珍しく息が上がってるな」

赤「あぁ。それだけ厄介な技なんだろう」

亜「あれ、もう始まってんじゃん。試合」

赤「亜希さん」

亜「あれま。夏希のやつ、またゴットアイ使ってるのか。早くね？こんなところで使って大丈夫かよ」

黄「それどういう事っスか？」

亜「神の目(ゴットアイ)は無限に使えるものじゃない。だから、使うときは考えて使わねーとダメなんだ。相手と全く同じになる分、やる側の人間にリスクがある。つまり夏希は今、青峰になってる。アイツは体力、瞬発力、洞察力や型にはまらないフォームが持ち味だ。その青峰になるって事は、ゴットアイが解けた後、夏希の体に考えられないほどの負担がのしかかるって事だ。だから数に限りがある」

赤「諸刃の剣ですね」

亜「あぁ。だから、アレは極力使わせないようにしてたんだよ。黄瀬の時、2ヶ月ぐらいは夏希のやつ辛そうだったし」

黄「そこまでする必要あるんスか？」

亜「誰にも負けたくないって気持ちがアイツを突き動かしてるのかもな」

全「......」

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