天然ゆるふわ男子はFischer'sのメンバーです。 (ページ23)

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過去編〜ヒナ20歳〜あの手のタイプページ23

僕はシルクの家に来るまでに何があったのか全て話した。そして、先程訪ねてきた男の事も。
僕が話す間みんなは黙って聞いていたけど、シルクはたまに怒ったような顔つきをしていた。

シ「なんで、黙ってたんだよ」

『ご、ごめん....』

ン「その人に何もされてない？」

『うん...ただ、話かけられた....だけ』

シ「家特定されたのは流石にマズイな」

マ「てか、ヒナの携帯も特定されてんじゃん。流石にやばいだろ」

『.....』

シ「すぐに携帯と番号変えたほうがいいな」

『ごめん...なさっ...みん、なに....めい、わくかけて...』

シ「別にお前が悪いわけじゃない」

ン「そうだよ。それに迷惑なんて思ってないし」

『で、でも..僕のせいでシルクの家...特定されちゃっ..たっ...』

大粒の涙が頬を伝って床に落ちる。止めたいのに止まらない。
僕のせいだ...。僕がっ....。

シ「大丈夫だって。とにかく泣き止め」

『...』

マ「でもどうする？あの手のタイプはまたなんかやらかすぞ」

「「「『.........』」」」

結局、その後は対策について話し合った。
僕は暫く一人にならない事、そして携帯と番号を早急に変えること。それから暫くは家に帰らない方がいいとも言われた。

そしてこの話は、シルク経由で他のメンバーにも伝えられた。

あの人はどこから僕の番号を知ったのか？そしてシルクの家を知っていたのは、僕の後をつけてきたから？
でも、だとしたらどうやって入ってきたの？ここはロビーで部屋番号を入力して、家の主人が開けなければ中には入れないのに...。

考えれば考える程、嫌なことしか思い浮かばなくて震えが止まらない。

今日はマサイの家に泊まることにした。シルクと同じマンションでも流石にマサイの部屋までは特定できないだろうとシルクから言われた。

『マサイ....ごめんね。お世話になっちゃって』

マ「別にいいよ。状況が状況だし」

『うん...』

マ「さっきのことがあるから怖くて寝れないだろ。モトキが後から来るから、朝までスマブラやろうぜ」

『うん....。絶対負けない』

マ「いや、お前は強すぎだから少しは手加減しろ？」

『やだぁ』

マ「お前なwww」

『へへ』

そのあとす直ぐにモトキがやってきて心配された。

皆んな.....ありがと。