誕生日 ページ7
今日、6月16日は私の誕生日!まぁ、いつも通り朝練出るけど。
『おはよー!』
及川「おはよー奈菜ちゃん!」
岩泉「はよ。」
花巻「おはよーさん!」
松川「おはよう。」
矢巾 渡 金田一「おはようございます!」
国見「ZZZ…」
みんな準備しながら挨拶してくれた。あきくんは今日も寝てた。
『あきくん、起きて〜!』
国見「…おはようございます。」
あきくんは寝ぼけた顔で立ち上がるとフラフラとした足取りでゆうたろーの方へ行った。
『…。』
寝ぼけてるし、危ないな…。
『あきくん、手伝いお願いしてもいい?』
国見「…はい。」
寝ぼけ顔でついてくるあきくんに作ったドリンクを運んでもらう。
『あきく〜ん?そろそろ起きよ?半分目閉じてるよ?』
国見「…起きてます…。」
『もー、しょうがないなー。ほら、口開けて。』
国見「?」
あきくんは素直に口を開ける。そこに塩キャラメルを入れると、ちょっとびっくりしたようだがすぐにいつもの真顔に戻った。機嫌いいのは分かりやすかったけど。
『起きた?』
国見「はい。」
『じゃあ、戻って練習ね!ファイト!』
国見「はーい。」
体育館のドアを開ける直前、あきくんが振り向いて
国見「あ、そうだ。誕生日おめでとうございます、奈菜先輩。」
と言ってニコッと笑った。…おーい!その笑顔は…反則だよ!ズルいよあきく〜ん!それに、言い逃げするな〜!!…もう!
『…ありがと。』
私はみんなのところへ行くあきくんの背中に向かって小さな声で言った。
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作者名:ひまり | 作成日時:2018年6月1日 21時