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(シルクside)
「そんな態度出てた?」
ンダホ「だって、Aちゃんがマサイとかモトキと話してるとき、顔こんなだったし」
と誇張して俺の顔真似をする。
モトキ「いつの間にかLINEしてるし(笑)」
うわ手出すの早〜い、とダーマが茶化す。
「別に手出したわけじゃないから(笑)」
変な言い方すんなや。
マサイ「で?どうなの?」
アバウトな質問が投げかけられ
デートに誘ったことを説明する。
ンダホ「え、いつもならもっとストレートにデート誘うよね?何かシルクっぽくない言い方(笑)」
俺が1番よく分かってた。
いつもの俺なら、考えずに思ったことを口にできた。
相手も俺に好意があるという自信があるから。
でもAは他のやつより気持ちが分からなくて、いまいちつかめなくて。
断られたくなくて
"2人なんだから、デートじゃん?"と好意を隠し回りくどい言い方をした。
俺を意識して欲しくてあえてデートって言葉を使ったのに、
意味ないじゃん。
モトキ「でも行くことになったんでしょ?それいい感じなんじゃないの?」
「んー。払うって聞かないから、代わりに今度デートしてって言った」
みんなもあー…そういう感じか、と難しそうな顔をする。
「ね、これどっちなの?(笑)」
俺の話を聞いていたであろうツマホに聞く。
あいり「んー、A、鈍感だからそのままの言葉の意味で受け取ってると思うな。シルクの用事に付き合うためって感じで(笑)」
「やっぱり?もっとちゃんと言えば良かったな」
何より気になるのが
「しかも、ご飯中、一回手にソース付きそうだったから教えてあげようとしたら避けられたんだよね(笑)」
と報告し力なく笑った。
すると普段は落ち着いているツマホが
あいり「え!Aに触れたの!?」
と驚きの声を上げた。
「え、いや、手退けようとしたら避けられたから触れてはないけど…」
ンダホ「なに、何でそんな焦んの?(笑)」
珍しい姿に思わずンダホが俺の代わりに聞く。
あいり「…私から言うべきじゃないと思うから詳しくは言えないけど、Aには触れないように気を付けてね。絶対。」
何で?
そう聞こうとしたがツマホの表情から重大さを察し、飲み込んだ。
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月18日 22時