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(シルクside)
何もいえなかった。
よくyoutuberは楽そうだよね、とか
自分の好きなことやってお金になるのいいよね、と言われる。
楽しい動画をあげている人がほとんどだから。
子供の将来の夢で、ランクインする理由もそこだろう。
そう思わせるのがプロのyoutuberだ。
辛いところは見せず、人を動画で元気にしたい。
俺はそう思ってyoutuberという道を選んだ。
だからこそ、Aちゃんの言ったことが響いた。
嫌だったとか腹が立ったとかではなく、そこまで本質を見抜いた人は居なかったから。
なんていうか、ちょっと嬉しかった。
評価されることのなかった努力が少し報われたような気がして。
A 「…ッ、すいません。余計なこと言いました…。」
空気に耐えられなくなったのか、俺たちが怒ってると思ったのか、頭を下げる彼女に
ンダホ「あ、違う違う。呆気に取られてただけ(笑)
動画見てそこまで分かっちゃうのが凄いなってビックリしたんだよ(笑)」
とすかさずンダホがフォローを入れる。
同じことを思っていたのか、ンダホの言葉にみんな大きく頷いた。
俺たちの表情を見て、安心したのか彼女は笑顔に戻った。
マサイ「シルクが何も言えないなんて、相当っすよ。」
マサイから名前を出され、ハッと我に返る。
「いや、本当に。みんな鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔してたでしょ(笑)」
冗談を言いながら、
____彼女のこともう少し知ってみたい
コロコロと表情を変えるAちゃんを見ながら、
俺はそんなことを思っていた。
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時