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「おいッ!何逃げてんだよッ!」
背が高く外国人のような顔立ちの男性がそう言うと、
一緒に来た2人と共にンダホさんは詰め寄られていた。
ンダホ「編集合宿なんて無理ッ!てか勝手に俺ん家入ってくんなよ‼︎‼︎」
叫びながら柔らかそうなお腹を
男3人に揉まれているンダホさん。
「いや、だってツマホがいつ入ってきても良いって前言ってたし。ね?」
そう言ってあいりに声をかける1番小柄な男性と
私は目があってしまった。
「あッ!ごめん!お客さん居たんすね…」
気まずそうな彼の声でンダホさんをいじっていた2人の視線もこちらに向けられる。
読み込めないこの状況に言葉を失っていると
私に代わって、爆笑しているあいりが呼吸を整えながら説明してくれた。
あいり「えっと、この人たちは旦那と一緒にyoutubeやっているメンバーの人たち。
そんでこの子は私の親友のA。
この子youtube全然見ないし、突然の光景にビックリして言葉を失ってます(笑)」
…面白半分な紹介どうもありがとう!
心の中でツッコむも、
小悪魔みたいなあいりの笑顔をみると固まっていた体が少し解けた気がした。
「あ、急にごめんね?びっくりしたよね。俺Fischer'sのシルクロードって言います。」
さっきまでの勢いとは反対に冷静な自己紹介をした小柄な男性がこれまた深々と頭を下げた。
シルクロードさん、に続いて、その他の2人も
「マサイです。」「モトキです。」と会釈をしてくれた。
ようやく落ち着いてきた私も
「あ、Aです。まだ心臓はびっくりしてますけど全然大丈夫です(笑)」と自己紹介を兼ねて返すと
ンダホ「ごめんね、Aちゃん。怖かったでしょ」
と体勢を整えながらンダホさんがゆっくり腰を上げた。
とりあえずソファ座りなよ、と
ここにきた時に聞いたような台詞を言いながら紅茶を淹れ直しに行ったあいりの背中を見送ると、
シルクロードさんが事の経緯を話してくれた。
「いや、本っ当にごめんなさい。
ここにいるマサイってやつの家でさっき企画撮影しててさ。あ、撮影ってyoutubeにあげる動画の撮影のことなんだけど。その企画の内容聞いた瞬間ンダホが逃げ出すからさあ。」
愚痴のように話しているが、どこか楽しそうに彼は話し始めた。
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時