3 ページ3
.
----------------------------
あいり 「全然会えなくてごめんね。結婚のことでバタバタしちゃってて、そのあとすぐ妊娠も分かったから気持ちに余裕なくて。でもこの子が元気に産まれてきてくれて良かった。」
愛しそうに子供を見るあいりの目はすごく優しかった。
あいり 「……え、どしたの(笑)」
幸せそうな親友の姿に感動して今にも泣きそうな
私をみてあいりはまた笑顔に戻った。
A 「いや…何でもない。(笑)あ、てか家凄すぎない? 旦那さん営業マンだっけ?」
照れ隠しするかのように私は話題を変えた。
あいり 「あれ、旦那の話しなかったっけ?
今はyoutuberやってるよ。」
数秒沈黙が流れた。
A 「……え!?youtuberってあれ!?
今流行ってるやつ!?」
あいり 「そう、今流行ってるやつ(笑)」
私のリアクションに声を出して笑いながらあいりは、
あいり 「そういえば、旦那の話全然してきてないね(笑)」
と細かく経緯を話してくれた。
仕事を辞めてyoutuberになったこと。
かなり有名なyoutuberであること。
旦那さんのグループメンバーがいるからこのマンションに
引っ越したということ。
内容が自分と異世界過ぎて、話を聞いているときの私は
きっとアホ面だったことだろう。
あいり 「〜ってこと。Fischer'sって言うんだけど、
Aは知らないよね〜」
A 「あー…名前は聞いたことある…かも」
あいり「ま、どっちでも良いんだけどさ(笑)」
そう言うとあいりは紅茶を淹れ直しにキッチンに向かった。
私、Aはyoutubeをほとんど見ないため、
そこ界隈の知識が一切ない。
それを知ってるからか、彼女もさほど驚かなかった。
あいり「でもこれでめちゃめちゃファンです、とかになると
それはそれで旦那たちもやりにくいと思うからちょうど良かったかもね。」
そう笑う彼女はやっぱり優しい。
・
・
・
しばらくして天使くんと遊んでいると
「ただいまぁッ!」
玄関で大きく柔らかい声が聞こえた。
------------------------------------------
149人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時