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A 「ッえ 、 ここ… ?」
言われた住所に着くと、そこは都内の高級マンションだった。
半開きの口を閉じるのも忘れ、思わず見上げる。
最上階は、太陽の日差しで目が眩んで見えなかった。
A 「………やば。」
湧き出る感情を表現出来ない自分の語彙力の無さに
苦笑いし、ハッと我に返ると
A 「あッ 、時間過ぎてるッ 」
オドオドとエントランスに入った。
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インターホンを押すと聞こえてきた
親友のあいりの声。
あいり「いらっしゃい!待ってたよ〜!」
A 「うわぁぁ!!久しぶり!」
相変わらずうるさいと笑いながら
玄関を開けてくれたあいり、と抱っこされている男の子。
A 「うわぁ…天使や…、天使がおるんやけど…」
あいり「いや、何で関西弁(笑)」
はいはい、上がって上がって〜 と言われるまま
リビングに案内される。
A 「…ねえ、何か聞きたいことあり過ぎるんだけど。」
挙動不審な私の姿に
あいり「とりあえず落ち着いて座んなよ(笑)」と
促され、ゆっくり腰を下ろした。
A 「ほんとに変わんないね。」
あいり「あんたがね?(笑)」
昔からそうだった。
一緒にいる時、あいりはいつも笑っていた。
何をしても、どれだけふざけても
見守ってくれる大好きな親友だ。
そういえば、と楽しそうなあいりの名前を呼ぶと、
ずっと伝えたかった言葉を贈った。
A 「あいり。改めて結婚と出産おめでとう。」
あいり「ありがとう。」
とあいりは照れくさそうに微笑みながら
横で遊ぶ天使に目を向けた。
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みーみ。(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2022年9月12日 1時) (レス) id: c7074f5561 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新頑張って下さい!応援してます!! (2022年9月11日 10時) (レス) @page15 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーみ。 | 作成日時:2022年9月6日 21時