48話 ページ7
.
朝食を近くのレストランで済ませ、アルカちゃんが突然「デパートに行きたい！」と言い出したので、私達はデパートに買い物に行くことにした。
……とか言って、実は私が一番行きたがってたりして。
『わー‼すごーい‼』
アルカ「でっかぁ〜い‼」
『ね〜！』
私とアルカちゃんが騒いでいると、キルアが目を丸くして物珍しそうに私を見た。
キルア「A、ここ来たことないのか？」
『うん！昔から外出禁止令掛かってたしね、私』
そういえば、窓の外を見るだけで背後から大量の殺気が漂って来たなぁ…←
ハンター試験を受けてから、私にとっての「初めて」をたくさん見つけた。
感情も、友達も
キルア「アルカ、デパートの中にもいろんな店があるんだぜ
全部見て回るか！」
『……ふふ…』
大切な人も。
…まぁ、とにかく私にとっての「初めて」はそれだけじゃなくて他にも色々ある。
例えば…そう、あのヤンキー。
「アッヒャヒャ‼そうなんだよ、それで…
……あ？」
公共の場だと言うのに、大声で笑ってるし…しかも道の真ん中で。
「何見てんだ、オラ」
キルア「…おい、A;;」
『え？なに？』
耳障りで目障りなヤンキーがこちらに近づいてくる。
私が首を傾げていると、キルアに「お前が無視するから、メンドくさい事になったぞ」と耳打ちされた。
「オイゴラ、お前だよガキ」
『老いゴリラ？』←
「ふざけてんのかオラァ‼」
なんだかナックルを思い出すなぁ、と思うと私の口角が自然と上がってしまった。
「オイ……殺すぞ？」
『うーん……
そんな事、元殺し屋に言うもんじゃ無いけどねー』
こんな物騒な言葉が飛び交ってては、アルカちゃんに悪影響を及ぼすかもしれない。
かと言って今ここで黙らせるためにコイツらを殺っても、それこそアルカちゃんに悪影響を……
『はぁ…メンドくさ』
私はそう言うとヤンキー二人を軽々と持ち上げ、窓際に瞬間移動した。
そして窓の外にポイッと投げてキルアとアルカちゃんの元へ戻った。
キルア「メンドくさいなら、そんな事しなくても殺気放つだけで逃げてったっつーのに;;」
『あっ』←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃーぺん@彩(プロフ) - razubeery_3さん» わわわ…！！そう言ってもらえてとても嬉しいです！！ご愛読ありがとうございます！！ (2020年5月12日 12時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
razubeery_3(プロフ) - 最高すぎました...死にそうです...こんなにも最高な小説があっていいのでしょうか...とりあえず最初から読み直して来ます...好きです...。 (2020年5月12日 11時) (レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 彗さん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年12月20日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 最高です。それしか出てきません。（笑） (2019年12月20日 1時) (レス) id: cf7fdf27c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Mizuさん» 頑張ります！！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年5月2日 22時
