44話 ページ3
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『あの‼キルア⁉』
キルア「なんだよ」
『いや、なんだよじゃなくて…
なんで私のベッドで寝てんの……?』
あの後別の宿に泊まった私達は、それぞれの部屋に入った筈だった。
私が眠り始めた頃、寝返りをしようと目を開いた瞬間
キルア「いいだろ別に…」
そう、この男………キルアが居たのだ。
アルカちゃんを右側に、私を左側にして寝ていたキルア。
私が驚き体をピクッとさせると、キルアの目がカッと開き私の方を見たものだからベッドから転げ落ちてしまった。
そしてキルアが再び目を瞑り寝始めた為、私は慌てて声を掛けたのだ。
『ええ…
てか、いつもより気配に敏感なのは何故…?』
キルア「そりゃ、守るためだろ」
『守るって…
いやいや、でも!リラックスできないでしょ?
寝てる時くらい…』
キルア「いーんだよ
その寝てる時にお前が危険な目に遭ったんだろ」
そうだけど…
その言葉にあまり納得のいかない私。
『兄上は私のこともアルカちゃんのことも守れって言ってたけどさ
私だって弱くないんだよ?
二人でアルカちゃんを守ろうよ』
すると、キルアは目を瞑って口を開いた。
キルア「知ってるよ、お前が強いことなんて
ずっと一緒に旅して来たし、修行して来た
…でもその分、お前を守りたいって気持ちも強くなったんだ
お前の過去を、能力を知ってる俺に何が出来るかっつったら……
お前を悲しませないことと、
守ることだからな」
天井を見ながらそう言うキルアを、頰を赤く染めて見つめる私。
『…ねえ、ハンター試験の時からずっっと思ってたんだけどさ』
キルア「ん?」
.
『キルアってカッコいいよね』
キルア「はぁッ⁉‼///」←
「なんだよ急に‼」と、隣でアルカちゃんが寝ているというのに大声で叫ぶキルア。
アルカ「ん……んぅ…」
『!』
アルカ「………すー…」
いや起きないんかいッ‼‼←
『…キルアってさ、カッコいいこと平気で言うし
イケメンだし、ツンツンしてそうで実は優しいし、私のことちゃんと考えてくれ』
キルア「お前は恥ずかしいこと平気で言うよな‼‼///」((←
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しゃーぺん@彩(プロフ) - razubeery_3さん» わわわ…!!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ご愛読ありがとうございます!! (2020年5月12日 12時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
razubeery_3(プロフ) - 最高すぎました...死にそうです...こんなにも最高な小説があっていいのでしょうか...とりあえず最初から読み直して来ます...好きです...。 (2020年5月12日 11時) (レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 彗さん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 最高です。それしか出てきません。(笑) (2019年12月20日 1時) (レス) id: cf7fdf27c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Mizuさん» 頑張ります!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月2日 22時