43話 ページ2
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キルア「…なんだよ」
ダグナ「だけど
恐怖を抱えながらアイツに立ち向かったお前は、
スゲェカッコよかったぞ」
ニカッと笑ってキルアの胸辺りを指差す兄上。
キルアの胸元には、大きな傷が出来ていた。
私はふとキルアの背中を見てみると、そこには傷一つ付いていなかった。
ダグナ「よく頑張ったな」
そう言ってキルアの頭を今度は優しく撫で、微笑んだ。
キルア「…やめろよッ、ガキ扱いすんな‼//」
キルアは兄上を睨みながらそう言うが、その手を振り払おうとはしなかった。
『兄上、その怪我…』
兄上の体にできている傷からは、未だに血が流れ続けている。
ダグナ「ああ、コレ?
大丈夫大丈夫、俺昔から治癒力高いしすぐ治る!
…だからそんな心配そうな顔すんなよ」
兄上は私の頰に手を添え、もう片方の手で私の頭を撫でた。
『はは……っ、さすが兄上だね…』
涙を流しながらそう言う私。
そうだよ……
兄上は、あんな奴等に倒される程弱くない。
『…でも、血を止めなきゃ』
ダグナ「ん、それも大丈夫」
その言葉に首を傾げると、突然兄上が体に力を入れ始めた。
ギギギ……ミシッ
『えっ⁉‼』
私はその兄上の姿を見てギョッと目を丸くした。
キルア「すっげー……
お前、肉体操作できんだな…」
兄上の筋肉が大きくなり、傷を塞いで出血を止めたのだ。
ダグナ「まーな!
……あ、もうこんな時間か」
ヒビが入っている腕時計を見てそう言う兄上。
ダグナ「ワリ、もうそろ次の修行に移るわ!
じゃな!」
『あっ、ちょ、兄上‼』
兄上は光の速さでこの場を去り、私とキルアは兄上が居た場所をポカーンと口を開けながら見つめていた。
(私の瞬間移動より速い…)
キルア(俺の
((あれ以上強くなってどうすんだ…))←
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しゃーぺん@彩(プロフ) - razubeery_3さん» わわわ…!!そう言ってもらえてとても嬉しいです!!ご愛読ありがとうございます!! (2020年5月12日 12時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
razubeery_3(プロフ) - 最高すぎました...死にそうです...こんなにも最高な小説があっていいのでしょうか...とりあえず最初から読み直して来ます...好きです...。 (2020年5月12日 11時) (レス) id: c796482f77 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 彗さん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - 最高です。それしか出てきません。(笑) (2019年12月20日 1時) (レス) id: cf7fdf27c9 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Mizuさん» 頑張ります!! (2019年12月14日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月2日 22時