383話 ページ3
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キルア「元の…元気な姿に、戻してやりたいんだ」
アルカ「………ナニカに代わるのね」
アルカちゃんは真顔でそう言うと、突然口を尖らせてキルアを見た。
アルカ「ちぇ〜だ！
せっかくお兄ちゃんといるのにな！」
キルア「大丈夫、言っただろ？
これからはずっと一緒だよ
約束だ」
そう言って微笑むキルアを、アルカちゃんは真顔で見つめる。
キルア「頼むよ」
『私からも……頼んでいいかな』
アルカちゃんは私とキルアの顔を交互に見て、最後はゴンに視線を向けた。
ズォォ……
アルカちゃんを黒いオーラが纏う。
そして目が黒くなった"ナニカ"ちゃんの両手を私とキルアで片方ずつ引き、ゴンの元へ向かう。
横になっているゴンを囲むカーテンを開け、中に入る。
ナニカ「手…手〜…」
キルアは下唇を噛みながら、ミイラ化したゴンを見る。
私はそんなキルアの手を握り、キルアの目をしっかりと見据えた。
キルア「…！」
『……』
私は笑顔でコク、と頷き、2人でゴンの腕を持ち上げる。
『…ッ』
硬直し、茶色く変色したソレを見て目を見開く。
キルア「頼む、ナニカ…ッ
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ゴンを治してくれ…‼」
ナニカ「あい」
ナニカちゃんはそう言って、両手でゴンの手に触れる。
大量の白い光がゴンを、私達を…
この建物を包む。
私はその眩しさに咄嗟に目を細めた。
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ズオォォォ‼‼‼‼
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コツ、コツ…
曲がり角から、イルミが出てきてこちらに歩いてくる。
イルミ「率直に言うよ
ナニカの能力をゾルディック家の為に安全かつ効率良く使えるのは俺だ
今のままじゃアルカは、一生開かずの間の座敷童だよ
だけど、俺がお前ごと管理するなら……
最低限の自由は、保証してやれる」
本当は、
「そんな事させてたまるか」
「嘘つくな」
そう言いたいけれど…
今は、黙っておこう
キルア「兄貴…
アルカは、俺が守る」
『………』
そこに"ナニカ"ちゃんは、入っていないのか
イルミ「キル」
キルア「ナニカ
起きろ」
ズズ…と黒いオーラを放ち、「あい」と言ってイルミを見るナニカちゃん。
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餅米ｸﾝ - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (
レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますっ！！ (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ！今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ！こんな小説つくるなんて天才！これからもこの三日月、応援させていただきます！ (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月18日 0時
