381話 ページ1
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目に涙を浮かべてイルミを威嚇するキルア。
イルミはハハハ、と不敵な笑みを浮かべてキルアを見る。
イルミ「さぁ、やりなよ
これは取引だぞ、キル
俺の死と
ゴンについてのお願いをお前自身ですると
交換だ」
キルア「ッ……
ナニカ……
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ツボネの左手を、治してくれ」
『「「「…‼‼」」」』
ナニカ「あい
手…手〜…」
ナニカちゃんはそう言って両手を前に出しながらツボネの元へ歩く。
『キルア降ろして…？』
キルア「……一歩も動くなよ」
『…はい』←
キルアは私を降ろしてナニカちゃんの横を歩き、口を開いた。
キルア「ツボネ、左手出して」
ツボネ「キルア様、しかし…‼」
キルア「いいから」
キルアがそう言うと、ツボネはその場にしゃがみ込んでナニカちゃんに左手を差し出した。
『…‼』
ナニカちゃんがツボネの左手に触れると、そこから白いオーラが出てくる。
キルア「ナニカは壊すのは得意だけど、治すのは苦手だ
治す時はそれに直接触れる必要がある
けど…」
ツボネは完全に治った自分の左手を見て目を丸くした。
ナニカ「あい！
キルア〜！いい子いい子して〜！」
キルア「もちろんいいよー
すごいな〜ナニカ！」
ナニカ「えへへ…っ」
良かった……やっぱり、イルミの挑発になんか乗らなかった
ナニカちゃんは、キルアに抱きつきながら眠り始めた。
私はイルミにあっかんべーをして、再び2人に視線を移す。
キルア「俺をキルアって呼ぶのはナニカだ
治すのは疲れるんだろうな…すぐ寝ちゃう
だけど、これだけど
ナニカに何かを治すお願いをした後でナニカが残酷な見返りを求めたことなんか、一度もない！
ナニカは誰より優しいよ
呪われてるのは、お願いする方だ‼」
涙を流しながら、イルミを睨むキルア。
イルミ「……」
キルア「今度ナニカをソレ呼ばわりしてみろ
貴様を兄貴とは思わない」
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イルミ「分かったよ、キル
お前にリスクが及ばずにゴンを治せるなら、それに越したことはない
だけどナニカが危険な存在なのは何一つ変わっちゃいないし、
俺の疑問が解消された訳でもない
キル、お前はまだ何か隠している
ミルキのルール5がお前に当てはまらないのもそう」
キルア「………」
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餅米ｸﾝ - もちろん!! (2019年4月23日 16時) (
レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 餅米ｸﾝさん» ありがとうございます！！これからも応援よろしくお願いしますっ！！ (2019年4月23日 7時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
餅米ｸﾝ - 主さん!!もう最高な小説をありがとうございます!!更新頑張ってくださいｯｯ!!楽しみに待ってます!! (2019年4月22日 22時) (レス) id: 5fdbb74938 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» ありがとうございます！実は、私の中での「フェイにされたい事」ランキングの一位が 頭ポン でして…笑 三日月様のコメントにいつも感動させてもらってます！！これからも応援よろしくお願いします！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 今日久しぶりに見たら……、また更新してるぅ！今最初から再度読み返してて、フェイの頭ポンのシーンでなきかけましたぁ！こんな小説つくるなんて天才！これからもこの三日月、応援させていただきます！ (2019年4月21日 22時) (レス) id: f8539acb6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年4月18日 0時
